抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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最近の研究でカフェインには健康効果があるとされているが,エネルギードリンクにカフェインが含まれていることに対して,世界の研究者や健康関係団体が懸念を表明している。オーストラリアでは飲料市場の35%をエネルギードリンクが占め,ソフトドリンク(31.5%)を上回った。オーストラリア医学会は政府が業界に対して緊急介入するよう求めている。子供や若い成人にエネルギードリンクが及ぼす悪影響について,2013年3月にヨーロッパ食品安全庁(EFSA)は消費量の多いことを認めたが,ECはEFSAに対し,最大摂取量を含めたカフェインの安全性について見解を出すよう求めた。これに呼応したカナダはエネルギードリンクのカフェイン1サービング量を180mgに制限した。また32オンスなどの大瓶は1L当り400mgまでとするほか,”ナチュラル健康食品”を単なる”食品”へと分類変更する。アメリカでは2013年3月に学識経験者18名がFDA長官宛に科学的証拠を多数添付してエネルギードリンクのカフェイン規制を求めた。その経緯や理由などについて詳述した。