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J-GLOBAL ID：201302292811352719   整理番号：13A1819095

哺乳類のMT1およびMT2メタロチオネインは金属結合能において違いがある

Mammalian MT1 and MT2 metallothioneins differ in their metal binding abilities

著者 (5件)： ARTELLS Ester (Univ. Autonoma de Barcelona, Barcelona, ESP) ,  ARTELLS Ester (Univ. Barcelona, Barcelona, ESP) ,  PALACIOS Oscar (Univ. Autonoma de Barcelona, Barcelona, ESP) ,  CAPDEVILA Merce (Univ. Autonoma de Barcelona, Barcelona, ESP) ,  ATRIAN Silvia (Univ. Barcelona, Barcelona, ESP)
資料名： Metallomics  (Metallomics)
巻： 5  号： 10  ページ： 1397-1410  発行年： 2013年10月 
JST資料番号： W2338A  ISSN： 1756-5901  CODEN： METAIR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 哺乳動物のメタロチオネインには4つのイソ型(MT1~MT4)が存在する。このうちMT1とMT2は,ほとんどの臓器で発現しており,どちらも同様の刺激で発現するので,両者は同じ機能を持っていると考えられている。マウスのMT1(mMT1)に含まれる20個のシステイン残基はmMT2においても完全に保存されていた。mMT2と2価の亜鉛(Zn(II)),カドミウム(Cd(II))および銅(Cu(I))との結合能を測定し,同じ方法で測定されたmMT1の結果と比較した。ESI-MS分析,CDスペクトルなどの方法を利用した。mMT2は,他の金属よりZn(II)により強く結合することが分かった。この結果は,すでに得られている遺伝子発現のパターンとも一致しており,MT1はCd(II)の解毒に関与し,MT2はZn(II)のホメオスタシスに関与することが示唆された。

シソーラス用語： *メタロチオネイン ,  マウス ,  アミノ酸配列 ,  *亜鉛 ,  *銅 ,  *カドミウム ,  遺伝子発現 ,  解毒 ,  ホメオスタシス ,  エレクトロスプレイイオン化質量分析 ,  円偏光二色スペクトル ,  組換タンパク質 ,  タンパク質結合
準シソーラス用語： *メタロチオネイン1 ,  *メタロチオネインII ,  メタロミクス

分類 (1件)： 生物学的機能  (EB03040U)

タイトルに関連する用語 (3件)： 哺乳類 ,  メタロチオネイン ,  金属結合