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J-GLOBAL ID:201302293253273145   整理番号:13A1292906

神奈川県の水源林の施業地においてシカが林床植生に及ぼす影響

著者 (6件):
資料名:
号: 11  ページ: 53-60 (WEB ONLY)  発行年: 2013年03月 
JST資料番号: U0315A  ISSN: 1349-2500  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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水源の森林エリアの針葉樹人工林と広葉樹林の土壌保全を主目的として,林床植生を増加させるために間伐や受光伐が行われた丹沢と箱根,小仏山地の50箇所138試験区を,林相別とシカの生息密度の高低による地域別,植生保護柵の有無別で6区分して,草本層の植被率と現存量,種の多様性(単位面積あたりの種数,ShannonのH’),種組成を比較した。人工林では,シカの生息密度の高い丹沢の柵外と柵内,シカの生息密度の低い箱根・小仏の3カテゴリー間で植被率と現存量,種数,H’は同程度であったが,シカの不嗜好性種の相対優占度は丹沢の柵外で高かった。丹沢の柵内と柵外を比較すると,柵内では植被率や現存量,種数が柵外よりも上回る傾向があったが,有意差は認められなかった。広葉樹林では,丹沢の柵外と柵内,箱根・小仏の3カテゴリー間で植被率と現存量に差異があり,いずれも丹沢の柵外で少なかった。また,柵外では不嗜好性種の相対優占渡も高かった。以上の結果から,丹沢の人工林と広葉樹林はともにシカの採食影響を受けており,その影響は人工林と広葉樹林で異なることがわかった。丹沢の人工林と広葉樹林でシカの影響に対する反応が異なった理由として,丹沢の人工林で被度が高かった不嗜好性種のオオバノイノモトソウと採食耐性種のチヂミザサの存在があげられる。丹沢の人工林では間伐すれば不嗜好性種が増加して土壌保全効果を発揮できるが,質的な改善を図るには施業とともにシカ対策が必要である。広葉樹林では,施業に優先してシカ対策の実施が望まれる。(著者抄録)
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分類 (5件):
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植物生態学  ,  異種生物間相互作用  ,  個生態学  ,  造林一般  ,  森林植物学 
タイトルに関連する用語 (5件):
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