抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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火力・原子力発電所はクラゲ流入による取水障害が全国で確認されている。クラゲを捕獲して観察したところ,日ごとに痩せて小さくなり最後には消滅したことに着目し,クラゲの流入防止と処理を一連で行う全く新しいシステムを目指して開発を行った。誘導網と侵入防止網で回収台船に集められたクラゲは,移送ポンプによって洋上貯留槽へ生きたまま収容される。貯留槽ではクラゲを生かしつつ衰弱させ,約5日間で自然消滅する。クラゲ回収性能,洋上処理,運用実績を述べた。設置前は年4~6回発生していた負荷抑制が大幅に減少し,安定運転に大きく寄与した。経済効果の試算では年間約2千万円の効果があったとの結果を得た。低コストで抜本的に解決し,従来発生していた腐敗による悪臭も完全に防止した。