抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
近年,通信技術の発展によりM2M(Machine-To-Machine)が急速に普及しつつある。M2Mサービスを利用するためには,サービスを構成するM2Mデバイスをインターネット等の外部ネットワークに接続する必要がある。外部ネットワークにM2Mデバイスを接続する際の構成は,(1)各M2Mデバイスが3Gや4G(LTE)等の通信モジュール等を具備し直接外部ネットワークに接続する構成,(2)M2Mデバイスをスマートフォン等,既に外部ネットワークに接続されたゲートウェイにBluetooth等で一旦接続し,ゲートウェイを介して外部ネットワークに接続する構成に大分されるが,本論文では通信コストの観点よりゲートウェイを介して接続する構成を想定する。左記構成において,例えば複数人がM2Mデバイスを共用利用する場面を想定した場合,接続の可能性があるM2Mデバイスとゲートウェイの全ての組で,それぞれBluetoothペアリング等の通信設定が必要となる。しかしながら,全ての組で通信設定を行うことは,設定回数が多くなるため,通信に関する知識の無い利用者にとって,非常に煩雑であり,M2Mの普及の阻害要因となる。そこで,本論文では,共用利用されるM2Mデバイスが,その接続先のゲートウェイを切替えながら外部ネットワークに接続される場面を想定し,必要な通信設定の回数を削減することで,上記の課題を解決するM2Mデバイス設定管理技術を新たに提案する。また,提案方式の実現性を実証するため,提案方式を実装し,既存のBluetoothデバイスを用いた切替え動作の確認と基礎評価を行う。(著者抄録)