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J-GLOBAL ID:201302293653822784   整理番号:13A0317168

河川流量の季節的供給源を識別し推定するためのカシミールヒマラヤ(インド)全域の降水と河川水中のδ18OおよびδDの変動

Variation of δ18O and δD in precipitation and stream waters across the Kashmir Himalaya (India) to distinguish and estimate the seasonal sources of stream flow
著者 (3件):
資料名:
巻: 481  ページ: 157-165  発行年: 2013年02月25日 
JST資料番号: C0584A  ISSN: 0022-1694  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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降水と河川水のδ18OおよびδD観測値の空間的・時間的分布を用いて,カシミールヒマラヤの雪卓越山地流域における河川流量の種々の供給源と成分を識別し,それらの滞留時間を推定した。降水では酸素と水素の安定同位体の顕著な空間的・季節的変動が見られ,2007年11月~2009年1月の期間で,δ18OとδDがそれぞれ-12.98‰~-0.58‰と-74.5‰~-11.1‰の変動を示した。各サイトでそれぞれ1月/3月/5月と7月/9月/11月に減耗・濃縮した18Oと2Hをもつ降水の安定同位体における季節的変化は,環境温度,降水,水分供給源および気団軌道の季節的変化に起因すると考えられる。δ18OおよびδDに関する標高100m当りそれぞれ-0.23‰および-1.2‰の平均高度影響は,量加重平均降水同位体組成データに基づいて観察された。降水とは異なり,河川の安定同位体の変動はより小さく,δ18OおよびδDがそれぞれ-11.56‰~-6.26‰および-65.4‰~-36.4‰で,河川/支川の源流では減耗した値,流域の低標高では濃縮した値が見られた。量加重平均月別試料に基づきカシミールヒマラヤで確立されたLMWLは,δD=7.59(±0.32)×δ18O+11.79(±2.07)(r2=0.96)でGMWLよりも小さい勾配と切片をもち,ヒマラヤ西部のLMWLに極めて近い。季節的回帰直線は,冬期降水(雪)が,初春に約29%,晩春に66%,夏に61%の平均融雪寄与度をもつ年間河川流量で卓越し,基底流量寄与度は秋季に40%のオーダであることがわかった。平均河川滞留時間(MRTs)は6~12.4カ月変動した。Liddar川流域のより長いMRTは,その複雑な地形と大きな面積に起因すると考えられる。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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水文学一般 

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