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J-GLOBAL ID：201302293714880804   整理番号：13A0893484

ピコ秒X線結晶解析により可視化された光活性黄色蛋白質における体積保存trans-cis異性化反応経路

Volume-conserving trans-cis isomerization pathways in photoactive yellow protein visualized by picosecond X-ray crystallography

著者 (9件)： JUNG Yang Ouk (Inst. Basic Sci., Daejeon, KOR) ,  JUNG Yang Ouk (KAIST, Daejeon, KOR) ,  LEE Jae Hyuk (KAIST, Daejeon, KOR) ,  KIM Joonghan (KAIST, Daejeon, KOR) ,  SCHMIDT Marius (Univ. Wisconsin-Milwaukee, Wisconsin, USA) ,  MOFFAT Keith (Univ. Chicago, Illinois, USA) ,  SRAJER Vukica (Univ. Chicago, Illinois, USA) ,  IHEE Hyotcherl (Inst. Basic Sci., Daejeon, KOR) ,  IHEE Hyotcherl (KAIST, Daejeon, KOR)
資料名： Nature Chemistry  (Nature Chemistry)
巻： 5  号： 3  ページ： 212-220  発行年： 2013年03月 
JST資料番号： W2267A  ISSN： 1755-4330  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 時間分解X線結晶解析を用いて,光活性黄色蛋白質(PYP)におけるp-クマリン酸発色団の異性化反応を可視化した。これにより100ピコ秒の時間分解能および1.6Åの空間分解能で,PYPにおける構造変化を測定できた。最初期の中間体(I_T)の構造は強く引っ張られた遷移状態に似ており,そのねじれ角度はtrans-異性体およびcis-異性体の中間であった。I_Tの反応軌跡は,フラ-ツイストおよび自転車ペダル経路を介して,構造的に異なるcis中間体に分岐した。PYP E46Q変異体を用いた解析から,この分岐した反応経路の片方は発色団およびそれに隣接したE46Q間の水素結合を弱めることで阻害できることが分かった。ここで用いた方法によりPYPにおける異性化反応の構造的変化を可視化できたと共に,それらの反応を発色団周辺環境を修飾することで操作できると結論付けた。

シソーラス用語： *細菌タンパク質 ,  光受容体 ,  細菌 ,  *発色団 ,  *光異性化 ,  X線構造解析 ,  電子密度 ,  反応中間体 ,  可視化 ,  反応経路 ,  結合部位
準シソーラス用語： Halorhodospira halophila ,  X線結晶解析 ,  *光活性黄色蛋白質

分類 (2件)： 分子構造  (EB03020Y) ,  微生物の生化学  (EG03020N)

タイトルに関連する用語 (9件)： ピコ秒 ,  X線結晶解析 ,  可視化 ,  光活性黄色蛋白質 ,  体積 ,  保存 ,  CIS ,  異性化 ,  反応経路