抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
東北マリンサイエンス拠点形成事業・課題2・テーマ5では,日本近海の高解像度モデル構築に取り組んでいる。本モデルの特色に0.1度格子河川モデルによる日本沿岸河川流量データを外力として与えている点が挙げられる。この河川水に由来する低塩分水(32psu以下)が日本沿岸に存在する様子がモデルで再現された。過去のモデル研究において,これ程の低塩分水はほとんど確認されていない。東北地方の水産試験センターの観測結果を見ると,モデルと同程度の低塩分水が存在する海域もあった。存在が確認できない海域におけるモデル-観測間の不整合は,本モデルに潮汐の効果が含まれていない点に起因すると推察される。(著者抄録)