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J-GLOBAL ID：201302294024124884   整理番号：13A0550166

A356合金の時効硬化におよぼす溶体化処理の負の効果

The negative effect of solution treatment on the age hardening of A356 alloy

著者 (5件)： LONG H.c. (Coll. of Materials Sci. and Engineering, Hunan Univ., Changsha 410082, CHN) ,  CHEN J.h. (Coll. of Materials Sci. and Engineering, Hunan Univ., Changsha 410082, CHN) ,  LIU C.h. (Coll. of Materials Sci. and Engineering, Hunan Univ., Changsha 410082, CHN) ,  LI D.z. (Inst. of Metal Res., Chinese Acad. of Sciences, 72 Wenhua Road, Shenyang 110016, CHN) ,  LI Y.y. (Inst. of Metal Res., Chinese Acad. of Sciences, 72 Wenhua Road, Shenyang 110016, CHN)
資料名： Materials Science & Engineering. A. Structural Materials: Properties, Microstructure and Processing  (Materials Science & Engineering. A. Structural Materials: Properties, Microstructure and Processing)
巻： 566  ページ： 112-118  発行年： 2013年03月20日 
JST資料番号： D0589B  ISSN： 0921-5093  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 硬度測定と電子顕微鏡観察によりA356(Al-7.0Si-0.3Mg)合金の時効硬化におよぼす溶体化処理の影響を観察した。本研究では長時間の溶体化処理が鋳造A356合金におけるポロシティに起因して時効硬化に悪影響を与えるという実験事実を示す。ポロシティの内部表面にMgの濃化を観察した。長時間の溶体化処理を行った試料にはマグネシウム酸化物のナノ粒子が存在する。研究の結果はA356合金の溶体化処理中に既存のポロシティに向けてMg原子が拡散する事を示している。この現象は長時間溶体化処理したA356合金における時効速度と硬化ポテンシャルの悪化と一致する。これはAlマトリックスにおけるMg溶質の減少が主に単斜晶βダブルプライム相であるMg-Si含有強化析出物の体積比減少につながるためである。本知見はA356合金のポロシティ管理の重要性を強調すると共に強度と延性間の最適バランスに到達するための熱処理条件設定に対して有力な情報を与えるものである。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *アルミニウム合金 ,  *時効硬化 ,  *溶体化処理 ,  合金 ,  鋳造 ,  多孔性 ,  *鋳巣 ,  酸化マグネシウム ,  ナノ粒子 ,  熱処理条件 ,  *析出硬化 ,  析出物 ,  ナノ構造 ,  延性 ,  中間相
準シソーラス用語： A356合金 ,  βダブルプライム相 ,  *ざく巣 ,  ナノ析出物 ,  鋳造合金

分類 (2件)： 組織的硬化現象  (WB01020C) ,  熱処理技術  (WC03020T)

タイトルに関連する用語 (3件)： A356合金 ,  時効硬化 ,  溶体化処理