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J-GLOBAL ID：201302294445715008   整理番号：13A0873578

TOPOを用いた希土類イオンの抽出に対するイオン液体と従来の有機溶媒の比較研究

A Comparative Study of Ionic Liquids and a Conventional Organic Solvent on the Extraction of Rare-earth Ions with TOPO

著者 (4件)： YANG Fan (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  KUBOTA Fukiko (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  KAMIYA Noriho (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  GOTO Masahiro (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN)
資料名： Solvent Extraction Research and Development, Japan  (Solvent Extraction Research and Development, Japan)
巻： 20  ページ： 225-232  発行年： 2013年04月26日 
JST資料番号： L3207A  ISSN： 1341-7215  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 中性抽剤のトリ-n-オクチルホスフィンオキシド(TOPO)を用いた硝酸塩水溶液中の希土類イオンの抽出挙動に対する希釈剤としてのイオン液体と従来の有機溶媒の効果を比較した。疎水性イオン液体として[C_nmim][Tf₂N](n=2:1-エチル-,n=4:1-ブチル-及びn=8:1-オクチル-3-メチルイミダゾリウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド),有機溶媒としてn-ドデカンを使用した。Nd,Eu,Dy及びYイオンの抽出度と分配係数を比較した。イオン液体系は従来の有機溶媒(n-ドデカン)系より高い抽出能力を示した。両抽出系の傾斜解析の結果はイオン液体系ではn-ドデカン系より多くのTOPO分子が抽出錯体中に含まれ,イオン液体のイオン種もイオン液体系の抽出反応に関与していることを示していた。

シソーラス用語： ネオジム化合物 ,  *金属イオン ,  ユウロピウム化合物 ,  ジスプロシウム化合物 ,  イットリウム化合物 ,  *液液抽出 ,  イオン液体 ,  希釈剤 ,  分配係数 ,  比率 ,  分離効率 ,  抽出平衡 ,  錯体生成 ,  濃度依存性 ,  硝酸アンモニウム ,  抽剤 ,  有機溶媒 ,  アルカン ,  有機リン化合物
準シソーラス用語： イットリウムイオン ,  ジスプロシウムイオン ,  ネオジムイオン ,  ユウロピウムイオン ,  *希土類元素イオン ,  抽出効率 ,  抽出率

分類 (3件)： 抽出平衡,分配平衡  (CB03030H) ,  抽出  (CC01040H) ,  第3族元素の錯体  (CE01060J)

物質索引 (6件)： n-ドデカン ,  トリ-n-オクチルホスフィンオキシド ,  1-エチル-3-メチルイミダゾリウム ,  1-ブチル-3-メチルイミダゾリウム ,  1-オクチル-3-メチルイミダゾリウム ,  ビス(トリフルオロメタンスルホン)イミド

引用文献 (12件)：

• 1) X.Q. Sun, H.M. Luo, S. Dai, Chem. Rev., 112 (4), 2011(2012).
• 2) P. Wassercheid, W. Keim, Angew. Chem. Int. Ed., 39, 3773(2000).
• 3) J. Ranke, S. Stoke, R. St&mann, J. Arning, B. Jastorff, Chem. Rev.,107 , 2183(2007).
• 4) M. G. Freire, P. J. Carvalho, R. L. Gardas, I. M. Marrucho, Lus M. N. B. F. Santos, Joo A. P. Coutinho, J. Phys. Chem. B,112, 1604 (2008).
• 5) K. Nakashima, F. Kubota, T. Maruyama, M. Goto, Ind. Eng. Chem. Res., 44, 4368(2005).

タイトルに関連する用語 (5件)： TOPO ,  希土類イオン ,  イオン液体 ,  有機溶媒 ,  研究