抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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学生があくなき興味を誘発されるような数学教育が実現すれば,それは科学教育の奥深い面白さに学生を引き込み,自発性を発生させて継続的な牽引を行う基となるはずである。しかし,重要な数式や証明を,教えるべき本質を崩さずに,アニメ画像やビデオ映像で置き換えることは難しい。本稿では,五感を駆使し,理解されやすい楽しい授業を心がけ,なおかつ数学を正確に使えるようにする試みを紹介した。有理数と整数格子の概念を本質的に用いて考えることのできる数学課題を探してみた。それは,「三角比と正多角形」というタイトルの下で,整数格子を活用した教材について述べる。この問題は,1)整数格子のみを頂点に持つ正四角形を描くことは可能か,2)整数格子にのみ頂点を持つ正三角形を描くことは可能か,3)nを3以上の整数とする。整数格子にのみ頂点を持つ正n角形が存在するとき,このnを全て求めよ。高校2年生34人に解いてもらい,その回答結果について考察した。4)eラーニング活用による教授法の再構築に向けて