抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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9.11やカトリーナアメリカの後,アメリカ社会の関心は災害対応に向けられている。緊急を要すバックアップ電力システムの信頼性への疑問,そして自然や人的脅威への脆弱性も注目されるようになった。その結果,国家電気規格(NEC)が,緊急を要す電力システムの運転(COPS)を規定する708条項を以って改定された。本稿では,設計,運用,保守の観点から708条項の理念の適用を検討した。708条項では緊急を要す電力システムの信頼性に対し全体論的アプローチを適用し,システム設計者にシステム運用にインパクトを与える全てのリスクを考慮する気運を促す。これは伝統的なNECの組織化された規則ベースのアプローチからの大転換である。最終設計の形に拘わらず,これらの難問への挑戦を通し,システムの信頼性は改善されるであろう。