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J-GLOBAL ID：201302295725399868   整理番号：13A0967216

木造古民家に入れ子状に組み込むコンクリートボックス ANDO MUSEUM

著者 (2件)： 安藤忠雄 (東日本大震災復興構想会議) ,  安藤忠雄 (桃・柿育英会東日本大震災遺児育英資金)
資料名： 新建築  (Japan Architect)
巻： 88  号： 7  ページ： 090-099,185  発行年： 2013年06月01日 
JST資料番号： G0197B  ISSN： 1342-5447  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 地上1階,直島に建つ美術館である。「自身の建築のミュージアム」であり,空間体験そのものを主題とする施設を考えた。最小限の表現で最大限のふくらみを持つ空間をつくることを,木造古民家の内部に鉄筋コンクリートのボックスを入れ子状に組み込むかたちで試みた。既存民家は一度解体し,コンクリート躯体を設えたのち復元した。木造の屋根の下にボックスの緩やかな曲面屋根を沿わせ,既存の屋根にトップライトを設けた。母屋の主軸に重なる側の壁は,上部棟木にむかって傾けられ頭上への「ヌケ」をつくり出し,上部トップライトからの光が落ちる。光と闇等対立する要素が重層する奥行きに富む空間である。既存建物から自立しわずかに傾いたコンクリートのシリンダーを埋め込み瞑想の空間とした。

シソーラス用語： *香川県 ,  *美術館 ,  建築設計 ,  *木構造 ,  *古建築 ,  *鉄筋コンクリート構造 ,  再利用 ,  ファサード ,  壁式構造 ,  天窓 ,  ショールーム
準シソーラス用語： *ANDO MUSEUM

分類 (2件)： 教育施設,文化施設,宗教建築  (RB05050G) ,  建築設計,建築家,建築史  (RB04000W)

タイトルに関連する用語 (4件)： 木造 ,  古民家 ,  コンクリート ,  ボックス