文献

J-GLOBAL ID：201302295959325787   整理番号：13A0311491

コンクリート強度が混在する鉄筋コンクリート造大梁の構造性能に関する実験および解析的研究

Experimental and Analytical Studies on Structural Behavior of Reinforced Concrete Girder with Different Concrete Strength

著者 (4件)： 佐川隆之 (清水建設) ,  山野辺宏治 (清水建設) ,  神野靖夫 (清水建設) ,  佐々木仁志 (清水建設)
資料名： 清水建設研究報告  (Technical Research Report. Institute of Technology, Shimizu Corporation)
巻： 90  ページ： 35-44  発行年： 2013年01月 
JST資料番号： G0486B  ISSN： 0289-8330  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 筆者らは,鉄筋コンクリート(RC)造大梁の許容曲げ耐力算定時に梁上端の圧縮側スラブコンクリートを考慮することにより,梁下端を高強度コンクリート,梁上端をスラブと同一の普通強度コンクリートとして設計できる工法を提案してきた。本工法のメリットは,梁上端コンクリートとスラブコンクリートを普通強度コンクリートで一度に打設することが可能となり,施工性が向上することである。本報では,コンクリート強度が混在する大梁について,スラブ付十字形柱梁接合部の梁曲げ破壊を想定した架構について構造性能の確認実験を行い,梁の構造性能が既往の評価法により良好に評価できることを確認した。さらに,コンクリート水平打ち継ぎ部の付着力および摩擦力を考慮した3次元有限要素法による解析を行った。その結果,荷重変形および打ち継ぎ部の応力状態を良好に評価可能であることを確認した。(著者抄録)

シソーラス用語： *強度 ,  *鉄筋コンクリート ,  *梁 ,  *性能 ,  柱梁接合部 ,  スラブ ,  破壊 ,  付着力 ,  摩擦力 ,  有限要素法 ,  打継 ,  載荷試験
準シソーラス用語： *コンクリート強度 ,  *大梁 ,  *構造性能 ,  曲げ破壊 ,  三次元有限要素法 ,  載荷実験

分類 (2件)： コンクリート構造  (RA04030A) ,  接合部  (HD03080V)

引用文献 (7件)：

• 1) 日本建築学会:鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説,pp.120-129,2010/2.
• 2) 小嶋一輝,佐川隆之,神野靖夫,山野辺宏治,佐々木仁志:"コンクリート強度が混在するハーフプレキャスト梁の曲げ性状に関する実験的研究 その1.静的載荷実験の概要及び実験結果",日本建築学会大会学術講演梗概集C-1,構造III,pp.631-632,2012/9.
• 3) 佐川隆之,小嶋一輝,神野靖夫,山野辺宏治,佐々木仁志:"コンクリート強度が混在するハーフプレキャスト梁の曲げ性状に関する実験的研究 その2.実験結果の考察",日本建築学会大会学術講演梗概集C-1,構造III,pp.633-634,2012/9.
• 4) 日本建築学会:鉄筋コンクリート造建物の靱性保証型耐震設計指針・同解説,pp.142-162,2008/6.
• 5) 日本建築学会:プレキャスト鉄筋コンクリート構造の設計と施工,pp.182-194,1996/2.

タイトルに関連する用語 (7件)： コンクリート強度 ,  鉄筋コンクリート造 ,  大梁 ,  構造性能 ,  実験 ,  解析 ,  研究