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J-GLOBAL ID：201302295999228113   整理番号：13A0061717

海洋環境調査研究 2.1.4 低次生産環境に関する調査

著者 (2件)： 嶋田宏 (北海道総合研究機構 中央水試) ,  栗林貴範 (北海道総合研究機構 中央水試)
資料名： 道総研中央水産試験場事業報告書
巻： 2011  ページ： 72-74  発行年： 2012年11月 
JST資料番号： J0671A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 長周期で変動を繰り返す浮魚類の資源変動要因の調査研究に資するため,全道規模で実施した動物プランクトン量モニタリングの結果を報告した。2011年の動物プランクトン現存量のピークの値は総じて「例年並み」~「例年より低め」であった。石狩湾,道東太平洋,道西日本海,オホーツク海,道南太平洋の定点では4月に明瞭なピークが認められたが,道北日本海の定点では不明瞭であった。魚類等の餌料として重要な大型甲殻類動物プランクトンは,いずれの海域でも冷水性の大型カイアシ類が約2~7割と最も多く,次いでオキアミ類・端脚類が1~4割を占めた。2011年春季は日本海ではNeocalanus plumchrusが多く出現した。対馬暖流弱勢や大規模な珪藻ブルームが本種未成体の分布を拡大し,かつ成長を促進した可能性が考えられた。道西日本海のクロロフィルaのピーク時期は例年並み,ピーク時の濃度はやや高めであった。

シソーラス用語： *食物連鎖 ,  海洋環境 ,  *動物プランクトン ,  カイアシ類 ,  珪藻類 ,  クロロフィルa ,  *バイオマス ,  北海道 ,  *監視
準シソーラス用語： ブルーム【プランクトン】 ,  *モニタリング ,  *季節変化 ,  珪藻 ,  *対馬暖流

分類 (2件)： プランクトン  (FH02050R) ,  生態系  (EE01040P)

タイトルに関連する用語 (5件)： 海洋 ,  環境調査 ,  研究 ,  生産環境 ,  調査