低次元銅(II)X<sub>2</sub>(2-X-3-メチルピリジン)<sub>2</sub>(X=Cl及びBr)錯体

VELA Sergi; DEUMAL Merce; TURNBULL Mark M.; NOVOA Juan J.

文献

J-GLOBAL ID：201302296178314360 整理番号：13A0408168

低次元銅(II)X₂(2-X-3-メチルピリジン)₂(X=Cl及びBr)錯体

A theoretical analysis of the magnetic properties of the low-dimensional copper(II)X₂(2-X-3-methylpyridine)₂ (X = Cl and Br) complexes

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資料名：
巻： 132 号： 3 ページ： 1-12 発行年： 2013年03月
JST資料番号： C0299A ISSN： 1432-881X CODEN： TCACFW 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：ドイツ (DEU) 言語：英語 (EN)

第一原理ボトムアップ(FPBU)法を適用して,等構造と予想される2種の化合物:その結晶が支配的な強磁性相互作用を示すビス(2-ブロモ-3-メチルピリジン)ジブロモ銅(II),1,及び支配的反強磁性挙動を示すビス(2-クロロ-3-メチルピリジン)ジクロロ銅(II),2,の種々の巨視的磁性を合理的に説明した。FPBU解析により1は1.16cm^-1の支配的な強磁性相互作用及び反対符号の他の2つの無視できないが小さい相互作用(-0.11及び0.13cm^-1)を示すことが分かった。反対に,2の支配的なラジカル対相互作用は,3つの他の無視できないが小さい磁気結合(0.48,-0.29,及び-0.20cm^-1)に加えて,反強磁性(-2.37cm^-1)である。1では,これらの磁気相互作用は孤立面の2D磁気トポロジーを生じ,各々弱く相互作用する平行強磁性鎖からなるが,2ではそれらは各々が弱く結合した反強磁性二量体によってつくられた孤立平行ダブルデッカー面として表せる2D磁気トポロジーを生ずる。FPBU法の適用後に生ずる計算磁化率曲線は両系で実験と完全に一致する。更に,両系で弱い磁気相互作用が支配的な結合より一桁小さいので,磁化率曲線は全ての相互作用を含むか支配的なモノだけを含むのかで大きく変化はしない。従って,FPBU解析から1と2の異なる磁気的挙動の起源はそれらの磁気相互作用の符号の変化によるように定量的に解明される。このような支配的な磁気相互作用の性質の変化を配位子の立体配座の変化と結び付けることができた。これがビス(2-ブロモ-3-メチルピリジン)(1)のantiからビス(2-クロロ-3-メチルピリジン)(2)のsynへ変換し,これにより以前の仮説が確認された。Copyright 2013 Springer-Verlag Berlin Heidelberg Translated from English into Japanese by JST.

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第11族,第12族元素の錯体 , ピリジン , 遷移金属元素(鉄族元素を除く)の錯体の結晶構造 , 分子の電気的・磁気的性質

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低次元銅(II)X2(2-X-3-メチルピリジン)2(X=Cl及びBr)錯体

低次元銅(II)X₂(2-X-3-メチルピリジン)₂(X=Cl及びBr)錯体