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J-GLOBAL ID：201302296206391740   整理番号：13A0637457

CCL5/CCR1軸はヒト脂肪組織由来間質細胞の多分化能を調節する

CCL5/CCR1 axis regulates multipotency of human adipose tissue derived stromal cells

著者 (6件)： KAUTS Mari-Liis (Protobios LCC, Tallinn, EST) ,  PIHELGAS Susan (Protobios LCC, Tallinn, EST) ,  ORRO Kadri (Protobios LCC, Tallinn, EST) ,  NEUMAN Toomas (Protobios LCC, Tallinn, EST) ,  NEUMAN Toomas (Tallinn Univ. Technol., Tallinn, EST) ,  PIIRSOO Alla (Protobios LCC, Tallinn, EST)
資料名： Stem Cell Research  (Stem Cell Research)
巻： 10  号： 2  ページ： 166-178  発行年： 2013年03月 
JST資料番号： W2337A  ISSN： 1873-5061  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 細胞表面標的受容体を介して作用するケモカイン介在炎症反応と関連する非免疫系間質細胞におけるケモカイン-受容体情報伝達系をルシフェラーゼレポーター,-免疫蛍光-ウェスタンブロット,ELISA,フローサイトメトリーにより検証した。ヒト脂肪組織由来間質細胞(hADSC)はCCL5をリガンドとするケモカイン受容体CCR1を高レベル発現しているが,そのレベルは異なるドナーで異なり,個体差を示した。CCR1発現は増殖の早期段階で急激に減少したが,細胞周期を通して相対的に安定で,その発現レベルは多能性幹細胞特性維持に必要なSOX2とOCT4とNANOGなどの転写因子の発現と強く相関していた。CCL5/CCR1軸を介した情報伝達はADSCの分化移行の引き金となり,ERK/AKTキナーゼを活性化し,NFκB転写活性を刺激し,SOX2,OCT4及びNANOGの発現増強,細胞増殖につながり,CCR1介在CCL5活性がADSCの多能性幹細胞誘導に寄与することを指摘した。

シソーラス用語： *間質細胞 ,  ヒト ,  培養細胞 ,  *ケモカイン ,  *間葉系幹細胞 ,  *ケモカイン受容体 ,  細胞増殖 ,  細胞分化 ,  NFκB ,  ERK【酵素】 ,  セリン/トレオニンキナーゼ ,  細胞情報伝達 ,  遺伝子発現 ,  アップレギュレーション ,  フローサイトメトリー ,  免疫学的試験 ,  配位子効果
準シソーラス用語： Akt ,  *CCL5 ,  *CCR1 ,  *脂肪組織由来間質細胞

分類 (1件)： 細胞膜の受容体  (EF04030C)

タイトルに関連する用語 (6件)： CCL5 ,  CCR1 ,  ヒト ,  脂肪組織由来間質細胞 ,  多分化能 ,  調節