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J-GLOBAL ID：201302296273553933   整理番号：13A0487916

インタークラウドにおけるリソース性能測定方式

Performance Measurement of Cloud Resources for Inter-cloud Computing

著者 (4件)： 首藤裕一 (NTT セキュアプラットフォーム研) ,  波戸邦夫 (NTT セキュアプラットフォーム研) ,  小林秀承 (NTT セキュアプラットフォーム研) ,  桑名栄二 (NTT セキュアプラットフォーム研)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 112  号： 393(IN2012 138-153)  ページ： 87-92  発行年： 2013年01月17日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： インタークラウドは,複数のクラウドを連結させて動的にリソースを融通させることにより,各クラウドに非常に大規模なクラウド基盤システムを仮想的に提供する。インタークラウドに参加するクラウドは,必要に応じて他クラウドからリソースを借用する。このとき,リソースを借用するクラウドは,複数のクラウドの中から利用料金と性能の観点で最適なリソースを選択するのが自然である。しかしながら,各クラウドが他クラウドのリソース性能(CPU速度やメモリ性能など)を正確に把握する仕組みを構築することは実用上の観点から容易ではない。たとえば,各クラウドが,利用する全クラウドのリソース性能を外部から測定する場合,非常に大きなコストを要するため現実的でない。一方,リソースを提供する全クラウドが自身のリソース性能を測定し,得られた性能情報を公開する場合,公開される性能情報の信憑性に疑問が残る。本稿では,信頼性の高い性能データが得られ,かつ,測定コストの低いリソース性能測定方式を提案する。本方式は,各クラウドが自身のリソース性能を公開し,その公開情報の信憑性を他クラウドが仮説検定を用いて検証することで,低コストと性能情報の信憑性を両立する。本方式の導入により,インタークラウドに加盟するクラウドが,現実的なコスト負担で安心してリソースを借用できるようになる。本方式の有効性は,実際の商用パブリッククラウドの性能測定データを用いた検証実験で示す。(著者抄録)

シソーラス用語： *計算機利用 ,  *インターネット ,  *資源割付 ,  相互接続 ,  大規模系 ,  計算機リソース管理 ,  計測システム ,  *性能評価 ,  仮説検定 ,  原価 ,  実証実験
準シソーラス用語： *インタークラウド ,  クラウドコンピューティング ,  コスト

分類 (4件)： その他の情報処理  (JE15050M) ,  電話・データ通信・交換一般  (ND11010T) ,  オペレーティングシステム  (JD03020J) ,  計算機システム開発  (JD02010R)

タイトルに関連する用語 (2件)： リソース ,  性能測定