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J-GLOBAL ID:201302296387287419   整理番号:13A1413781

薬剤吸収評価のための改良型3次元in vitro腸粘膜モデルの開発

Development of an Improved Three-Dimensional In Vitro Intestinal Mucosa Model for Drug Absorption Evaluation
著者 (9件):
資料名:
巻: 19  号:ページ: 708-719  発行年: 2013年09月 
JST資料番号: W2256A  ISSN: 1937-3384  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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薬剤吸収評価に用いる改良型3次元in vitro腸粘膜モデルを開発した。3次元共培養3週で結腸腺がん細胞Caco-2細胞と粘液分泌細胞HT29-メトトレキセート(MTX)細胞から成る単層を生成し,胎性線維芽細胞包埋コラーゲン像やネイティブな小腸粘膜と結合組織像を呈した。走査電子顕微鏡像でも上皮細胞の均一な形態を示した。腸管上皮細胞と胎性線維芽細胞は3次元共培養では最初の10日間次第に増加したが,2次元単層培養では7日でピークに達し,3次元共培養よりも早かった。3次元共培養の増殖は2週間以上続くが,その後DNA含量が減少した。3次元共培養によるHT29-MTX細胞の粘液分泌は3週後の表面に観察でき,2次元単層培養よりもアルシャンブルー染色が濃く,分泌レベルは4倍まで増加した。タイトジャンクション蛋白質ZO-1の発現は2次元よりも3次元培養で相対的に低く,2次元培養での膜流出トランスポーターP-糖蛋白質が過剰発現するのに対して3次元共培養では発現が減少していた。この3次元培養の発現パターンは小腸のそれと類似していた。細胞膜抵抗値は2次元単層培養の方が有意に増加し,フルオレセイン透過性は3次元共培養で高かった。BCRP遺伝子発現が3次元共培養で増強され,分泌輸送活性がMTXで増強し,両者が一致した。ヒト小腸での薬剤吸収性と今回の両モデルの細胞透過性が正の相関を示し,3次元モデルの相関性が高かった。
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分類 (2件):
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細胞・組織培養法  ,  薬物の研究法 

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