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J-GLOBAL ID：201302296500585839   整理番号：13A0342014

ショットピーニング特性に及ぼす機械的性質と残留オーステナイトの影響

著者 (4件)： 小林祐次 (新東工業) ,  辻俊哉 (新東工業) ,  石倉亮平 (大同特殊鋼) ,  井上圭介 (大同特殊鋼)
資料名： JFA  (JFA)
号： 41  ページ： 30-36  発行年： 2013年01月30日 
JST資料番号： S0205C  ISSN： 1347-5746  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ショットピーニング(SP)は浸炭焼入れした歯車への適用が多いため,残留オーステナイトの挙動について検討する必要がある。本研究では,炭素量が異なるSCM420低合金鋼を種々の条件で焼戻して硬さや残留オーステナイト量を変化し,機械的性質を評価した。その上で,SP条件がSP後の残留応力値に及ぼす影響について検討した。SPによる硬さは,SP前後の残留オーステナイトの変化量が多いほど向上した。この原因は,残留オーステナイト加工誘起マルテンサイト変態と加工硬化の重畳効果と考えられる。SPによる最大圧縮残留応力は,SP後の硬さが大きいほど高い値が得られた。0.2%耐力における最大圧縮残留応力の付与割合は約60%で飽和した。

シソーラス用語： *低合金鋼 ,  炭素添加合金 ,  熱処理 ,  焼戻 ,  *ショットピーニング ,  *金属組織 ,  *機械的性質 ,  押込硬さ ,  降伏強さ ,  残留オーステナイト ,  残留応力 ,  加工誘起変態 ,  マルテンサイト変態 ,  加工硬化 ,  分布 ,  硬化層 ,  体積率
準シソーラス用語： SCM420 ,  ミクロ組織【金属組織】 ,  圧縮残留応力 ,  硬度分布

分類 (1件)： 熱的操作によらぬ硬化  (WC04080O)

引用文献 (12件)：

• 1)ショットピーニング技術協会0"金属疲労とショットピーニング",(2004),現代工学社
• 2)安藤柱0金属,75-10(2005),6-9
• 3)松井勝幸,衛藤洋仁0雪竹克也,三阪佳孝,安藤柱,機論A編,66-650(2000),1878-1885
• 4)丹下彰,阿久津忠良,高橋典利0ばね論文集,36(1991)A47+53
• 5)三林雅彦,宮田隆司,相原秀雄,機論A編,61-586(1995),1172-1178

タイトルに関連する用語 (3件)： ショットピーニング ,  機械的性質 ,  残留オーステナイト