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J-GLOBAL ID:201302296532226954   整理番号:13A1785840

加熱ヘッドスペースGC/MS分析の際の塩化ナトリウムマトリックス修飾塩中残留臭化物による芳香族化合物の臭素化

Bromination of aromatic compounds by residual bromide in sodium chloride matrix modifier salt during heated headspace GC/MS analysis
著者 (3件):
資料名:
巻: 117  ページ: 20-26  発行年: 2013年12月15日 
JST資料番号: E0324A  ISSN: 0039-9140  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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水試料の加熱ヘッドスペースガスクロマトグラフィー/質量分析(GC/MS)による分析の際,トルエン,キシレン類,及びトリメチルベンゼン類の臭素化に帰せられる分析的人工物を見つけた。水試料はFenton様化学的酸化反応で作り出され,芳香族化合物類,過酸化水素(H<sub>2</sub>O<sub>2</sub>),硫酸第二鉄を含んでいた。GC/MSヘッドスペース分析の前,試料は酸性にされ(pH<2),塩化ナトリウムがマトリックスモディファイヤーとしてヘッドスペースバイアル中に加えられた。臭素化した人工物が加熱ヘッドスペース分析の際に生成した。さらに,試料に揮発性塩素化化合物と芳香族化合物の混合物(50μg/L)を添加したとき,トルエンとキシレン類の回収率が悪く,いくつかの場合トリメチルベンゼン類とナフタレンの完全な消失が起こった。添加した芳香族化合物の回収率が悪い場合,臭素化した芳香族化合物が見つかった。反応経路での明らかな唯一の臭素源は試料に加えた塩化ナトリウム中に典型的に存在する臭化物(<0.01%w/w)である。反対に,塩化ナトリウムとリン酸二水素/一水素カリウムからなる緩衝塩混合物をマトリックスモディファイヤーとして加え,試料pHを上げる(pH~6)と,臭素化人工物は見られなかった。このことは臭素化人工物が,酸性条件下,H<sub>2</sub>O<sub>2</sub>,塩化物,及び臭化物の反応により生成するBrClと芳香族化合物との反応の結果であることを示唆する。ヘッドスペース分析の際に,臭素化反応を阻止し,試料全体へのこれら悪影響を避けるための代替用マトリックスモディファイヤー塩を勧める。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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有機化合物の各種分析  ,  芳香族単環ハロゲン化合物 
物質索引 (11件):
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