抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ネットワーク性能の分離は仮想化に基づくクラウドサービスにとって鍵となる。メディアストリーミングのような待ち時間に高感度なクラウドアプリケーションにとっては,予測可能ネットワーク帯域幅および低ジッタネットワーク待ち時間の両者が望ましい。仮想機械(VM)に対する現行のリソース共有手法では,CPUの量,メモリサイズ,I/O帯域幅のようなリソース比例共有に主な焦点を合わせているのに対し,VMホスト型プラットフォームにおけるI/O待ち時間がリソース提供率に大きく関連しているという事実が無視されている。VMに適切なリソースが割当てられた場合でも,それらリソースがタイムリーな形で提供されなければネットワークジッタが依然として極めて深刻な問題に成り得る。本論文では,予測不能なネットワーク待ち時間の原因解析をシステマティックに行うとともに,ネットワーク性能分離を保証するための結合型ソリューションを以下に提案した。1)ハイパーバイザの中で,ネットワークパケットに対するスケジューリング遅延を低減するために,ソフト実時間サポートを用いた比例共有CPUスケジューリングを設計した。2)ネットワークトラフィックの形成において,ここでは,パケット遅延を平滑化するために,フィードバック制御を用いて滑らかなウィンドウの概念を提案した。実際的アプリケーションと低水準ベンチマークの両者を用いて実験を行い,その結果,提案ソリューションにより,ネットワークジッタの大幅が削減が可能になるとともに,同時に,リソースの均衡の効果的維持が可能になることを示した。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.