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J-GLOBAL ID:201302296585399338   整理番号:13A0029733

イネ種子の発育中におけるフィチン酸蓄積と関係した無機質類の分布におけるダイナミックナ変化

Dynamic Changes in the Distribution of Minerals in Relation to Phytic Acid Accumulation during Rice Seed Development
著者 (5件):
資料名:
巻: 160  号:ページ: 2007-2014  発行年: 2012年12月 
JST資料番号: C0606A  ISSN: 0032-0889  CODEN: PLPHA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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発育中の種子への栄養素の輸送について大きな関心が持たれており,フィチン酸であるイノシトールヘキサキスリン酸(InsP6)は種子に貯蔵されるリン酸化合物である。フィチン酸貯蔵と関係する金属の蓄積と局在の根底にある機構を理解するために,シンクロトロンベースのX線ミクロ蛍光画像化解析を用いて,イネ種子における金属元素類(リン,カルシウム,カリウム,鉄,亜鉛および銅)の細胞下分布の同時的特性づけを行った。また種子発育中におけるリン酸塩とInsP6含量の蓄積パターンと変化も調べた。種子の外側のInsP6含量は種子発育中に急速に増加したが,内/外側のリン酸塩は低いままであった。リン,カルシウム,カリウムおよび鉄はアリューロン層に最も多く,種子発育中共局在していたが,亜鉛はアリューロン層から内胚乳まで広く分布していた。銅はアリューロン層の外側に局在していたがリンとは共局在していなかった。これらの結果から,ソース器官から移動するリンは直ちにInsP6に転換されてアリューロン層の細胞に蓄積され,カルシウムカリウムおよび鉄はアリューロン層にフィチン酸塩として蓄積されるが,InsP6に緩く結合した亜鉛はフィチン酸塩としてだけではなく他の貯蔵形態でも蓄積していると考えた。
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分類 (1件):
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植物栄養 
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