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J-GLOBAL ID：201302296674931841   整理番号：13A1589772

ゼブラフィッシュの精神障害の発達モデルに向けて

Toward developmental models of psychiatric disorders in zebrafish

著者 (1件)： NORTON William H. J. (Univ. Leicester, Leicester, GBR)
資料名： Frontiers in Neural Circuits (Web)  (Frontiers in Neural Circuits (Web))
巻： 2013  号： Apr  ページ： WEB ONLY  発行年： 2013年04月 
JST資料番号： U7037A  ISSN： 1662-5110  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 精神障害は,社会的相互作用,思考,感情,気分などの精神機能のあらゆる側面に影響する多様なセットの疾患である。精神疾患は,社会に大きな経済的負担をかけるが,その治療に利用できる薬剤は,しばしば変わりうる有効性と耐えられない副作用を有し一時しのぎである。これらの疾患の病因についての知識が不足しているので,新規薬剤の開発が妨げられてきた。したがって,ヒト分子遺伝学,環境による遺伝子研究,in vitroの薬理学と生化学の実験動物モデル,および環境影響などのこれらの疾患の非生物学的基礎の調査を組合せて用い,さらに精神障害を調査する必要がある。自閉症スペクトラム障害,注意欠陥/多動性障害,精神遅滞,統合失調症を含む多くの精神障害は,神経発生の変化によって開始できる。ゼブラフィッシュは,人間の病気を研究するためにますます使用されている発生生物学のための普及しているモデルである。同様に,最近の研究では精神疾患を調べるためにこのアプローチを拡張してきた。精神疾患は,ヒト特異的である可能性があり,複雑な精神機能に影響するので,魚で精神疾患をモデル化することは完全にはできない。このレビューで,発達研究にゼブラフィッシュが適合し,ゼブラフィッシュを操作するために利用できる遺伝子ツールと相まって,神経発生時の精神疾患にリンクする遺伝子の役割を研究するための強力なモデルを提供することを提案する。ゼブラフィッシュで実験する相対速度およびその容易さを利用することで,疾患発症への環境要因の寄与,及び新規の治療用化合物のスクリーニングという今後の研究の二つの領域に対処できる。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *ゼブラフィッシュ ,  *精神病 ,  自閉症 ,  精神障害 ,  形態形成 ,  神経系 ,  精神遅滞 ,  統合失調症 ,  *病態モデル ,  ゲノム ,  NCAM ,  膜貫通タンパク質 ,  膜受容体 ,  一塩基多型 ,  遺伝子多型 ,  カルシウム結合タンパク質 ,  神経伝達物質 ,  ドーパミン受容体 ,  膜タンパク質 ,  トリプトファンヒドロキシラーゼ ,  シナプス形成 ,  細胞接着 ,  タンパク質 ,  細胞情報伝達 ,  ATPアーゼ ,  微小管関連タンパク質 ,  遺伝子 ,  メチル化 ,  芳香族塩素化合物 ,  脂環式ケトン ,  第二アミン ,  窒素複素環化合物 ,  フェノール類 ,  芳香族縮合化合物 ,  第一アミン ,  カテコールアミン ,  芳香族化合物 ,  カルボン酸エステル
準シソーラス用語： CNTNAP2 ,  DISC1 ,  FMR1遺伝子 ,  KCDT13 ,  SHANK3遺伝子 ,  カルレチニン ,  キネシン17 ,  コピー数多型 ,  セロトニン輸送体 ,  ドーパミン輸送体 ,  ニューレキシン ,  ヒストンメチル化 ,  ラトロフィリン3 ,  自閉症スペクトラム障害 ,  神経発生 ,  注意欠陥多動障害

分類 (4件)： 中枢神経系  (EJ12030F) ,  神経の基礎医学  (GN01020W) ,  精神科の基礎医学  (GR01020I) ,  実験用生物  (EA03070Y)

物質索引 (4件)： ケタミン ,  セロトニン ,  ドーパミン ,  メチルフェニデート

タイトルに関連する用語 (4件)： ゼブラフィッシュ ,  精神障害 ,  発達 ,  モデル