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J-GLOBAL ID：201302296754943255   整理番号：13A1335845

完全三体アプローチにおけるトリプルα反応の研究

Investigation of the triple-α reaction in a full three-body approach

著者 (3件)： NGUYEN N. B. (Michigan State Univ., Michigan, USA) ,  NUNES F. M. (Michigan State Univ., Michigan, USA) ,  THOMPSON I. J. (Lawrence Livermore National Lab., California, USA)
資料名： Physical Review. C. Nuclear Physics  (Physical Review. C. Nuclear Physics)
巻： 87  号： 5  ページ： 054615.1-054615.14  発行年： 2013年05月 
JST資料番号： D0747A  ISSN： 0556-2813  CODEN： PRVCAN  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 低温でのトリプルα反応率を計算するために新しい三体法を開発した。この方法は,三つの荷電粒子に対する散乱境界条件を適切に取り扱い,共鳴機構と非共鳴機構を同等に考慮するもので,R行列展開,R行列伝搬法を球面調和関数法と組合わせて,正しいCoulomb漸近挙動をもつ低温でのα+α+α系の記述を与える。¹²Cにおける2₁⁺束縛状態と0₂⁺共鳴状態の両方をよく再現した。これらの状態のクラスタ構造も調べた。T=0.01-0.1GKでのトリプルα反応率を計算した。0.07GK以上の温度ではNACREと同じ反応率を得たが,もっと低い温度での新しい反応率は,0.02GKで約10¹²と,大きく増大した。この違いは,三つのα粒子が共鳴エネルギーへ到達できないときの反応への直接捕獲の寄与が原因である。

シソーラス用語： 低温 ,  核反応率 ,  束縛状態 ,  *炭素12 ,  *元素合成 ,  核融合 ,  三体問題 ,  荷電粒子 ,  α粒子 ,  *散乱理論 ,  境界条件 ,  R行列 ,  球面調和関数
準シソーラス用語： クラスター構造 ,  *トリプルα反応 ,  球面調和関数法 ,  共鳴状態

分類 (2件)： He-3,He-4による反応・散乱  (BG04070U) ,  恒星  (DB05000P)

タイトルに関連する用語 (1件)： 研究