文献

J-GLOBAL ID：201302296852246767   整理番号：13A0836053

「京城都市構想図」に関する研究

A STUDY OF “ILLUSTRATED PLAN FOR KEIJO CITY”

著者 (5件)： SEO Dongje (京大 大学院人間・環境学研究科) ,  宮崎涼子 (京大 大学院文学研究科) ,  川嵜陽 (佛教大) ,  水野直樹 (京大 人文学研) ,  西垣安比古 (京大 大学院人間・環境学研究科)
資料名： 日本建築学会計画系論文集  (Journal of Architecture and Planning (Transactions of AIJ))
号： 687  ページ： 1179-1186  発行年： 2013年05月30日 
JST資料番号： Y0894A  ISSN： 1340-4210  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 京城都市構想図はその存在自体が衝撃的なもので,この構想図の解明は韓国・朝鮮はもちろん日本の都市計画史にとっても重要な意味を持つと考えられる。ここでは,京城都市構想図がいつ,誰によって制作されたかを明らかにし,都市計画においてこの構想図が持つ意味について考察した。京城都市構想図は,構想図に描かれている建物の検討により,1912年11月から1913年8月の間に制作されたと推測できる。また,総督府新庁舎と朝鮮ホテルの設計,そして落款により,ドイツ人建築家デ・ラランデがこの構想図の制作者であることを確認しうる。この構想図は東京官庁集中計画のように南大門停車場までを主軸にし,その軸上に総督府所属官衝,市役所,郵便局が計画されており,当時の京城の市区改修計画の流れに-部のりながら,既存道路を活かした道路網を計画し,さらには既存水系を活かした水辺空間を計画している。このような計画は時代に先立っものであったと評価できる。

シソーラス用語： *大韓民国 ,  *都市計画 ,  道路 ,  改修 ,  *都市史 ,  ホテル ,  敷地選定 ,  郵便局 ,  建築家 ,  水辺 ,  道路網 ,  庁舎 ,  停車場
準シソーラス用語： *京城 ,  *都市計画史

分類 (1件)： 都市計画の調査分析,分析手法  (RD01020D)

タイトルに関連する用語 (4件)： 京城 ,  都市 ,  構想 ,  研究