抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿は,東日本大震災と仮設商店街の展開に関し,宮城県気仙沼市の被災店舗の自立を支援する「復興屋台村気仙沼横丁」について報告した。先ず,被災事業者の自立支援を意識することに関し,気仙沼市は作業員として被災者を緊急雇用することを提案,日当として1日8000円を提供したこと,当初は10人ほどであったが,最終的には登録者は100人になっていったこと等を報告した。次に,2011年11月末に中小企業基盤整備機構の仮設施設がグランドオープンし,メンバーは現在,物販が6店,飲食店が15店であること等を報告した。更に,復興屋台村気仙沼横丁の仕組み,「ここで自信を得て,次に踏み出す」ことについて報告した。加えて,屋台村入居者に関し,借店舗兼自宅を流した「あたみ屋」,鮮魚の卸小売業者が屋台村に入る「浜市水産」について報告した。最後に,気仙沼と復興屋台村のこれからに関し,これからの課題として,第1に,被災事業者の自立支援ということから,事業者の自立性を求めている点が注目されること,第2に,雇用創出と事業創造は,今後の気仙沼にとって最大の課題であり続けることを報告した。