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J-GLOBAL ID：201302296859336419   整理番号：13A1292885

大洞沢試験流域における林床植生の空間分布特性

著者 (5件)： 五味高志 (東京農工大) ,  平岡真合乃 (東京農工大) ,  坂上賢 (東京農工大) ,  ANH Pham Thi Qyunh (東京農工大) ,  内山佳美 (神奈川県自然環境保全セ)
資料名： 神奈川県自然環境保全センター報告(Web)  (Bulletin of the Kanagawa Prefecture Natural Environment Conservation Center (Web))
号： 10  ページ： 59-69 (WEB ONLY)  発行年： 2013年03月 
JST資料番号： U0315A  ISSN： 1349-2500  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 大洞沢試験流域内の流域No.3および流域No.4における林床植生分布を把握することを目的とし,林床被覆状態,地形条件,土壌条件,上層木の植生状態を測定した。2流域について53カ所のプロットで調査し,被覆状態を6段階で評価した結果,流域No.3より流域No.4において,裸地化している面積割合が大きい傾向があり,かつ渓流沿いの急斜面で大きくなっていた。林床植生の分布には,樹冠開空率と斜面勾配が強く影響を及ぼしていると考えられた。流域の林床植生はシカの不嗜好性種および耐性種が優占しており,シカの採食圧の影響を受けていると考えられた。土壌保全上,100g/m²程度の植生バイオマス量を維持することが必要であると考えられ,そのためには,10%以上の樹冠開空度もしくは20%以上の相対照度が必要であると予想された。斜面における侵食土壌の渓流への流入を検討するためには,急勾配における落葉や植生の定着状態や,森林状態や流域内の立地特性を考慮した,林床状態の変化を継続的に観測する必要があると考えられた。(著者抄録)

シソーラス用語： 河川流域 ,  山岳地 ,  小河川 ,  神奈川県 ,  *植生 ,  状態 ,  嗜好料植物 ,  植物被 ,  品種 ,  耐性 ,  探索行動 ,  摂食 ,  比率 ,  勾配 ,  照度 ,  *空間分布 ,  土壌保全 ,  ニホンジカ ,  土壌侵食
準シソーラス用語： 採食耐性種 ,  斜面勾配 ,  樹冠開空率 ,  相対照度 ,  丹沢山地大洞沢流域 ,  不嗜好料植物 ,  *林床植生空間分布 ,  林床被覆状態

分類 (4件)： 森林植物学  (FF02020E) ,  個生態学  (EE03020H) ,  土壌管理  (FB04070J) ,  河川調査・計画  (RC12020M)

タイトルに関連する用語 (3件)： 試験流域 ,  林床植生 ,  空間分布