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J-GLOBAL ID:201302296864460128   整理番号:13A1700039

雌のゼブラフィッシュ(Danio rerio)はエストロゲン効果を示さずに雄よりもミクロシスチン-LRに脆弱である

Female zebrafish (Danio rerio) are more vulnerable than males to microcystin-LR exposure, without exhibiting estrogenic effects
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巻: 142-143  ページ: 272-282  発行年: 2013年10月15日 
JST資料番号: B0823B  ISSN: 0166-445X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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シアノバクテリアのアオコの最中に放出されるミクロシスチン(MCs)は魚類に様々な毒性を与える。今まで魚類に対するMCsの生殖毒性はほとんど報告されていない。本研究は1,5及び20μg/l,30日間の亜慢性浸漬により,ゼブラフィッシュ(Danio rerio)の雌雄に対するミクロシスチン-LR(MC-LR)の生殖毒性を調べた。MC-LR曝露後20μg/l曝露区では孵化率と生殖腺の17β-エストラジオール(E2)濃度が有意に低下した。5及び20μg/l曝露区では雌の全身のビテロゲニン(VTG)濃度が有意に増加し,雄では顕著に減少した。曝露した雌雄双方の肝臓のVTG1転写レベルは有意に減少した。MC-LR処理した魚の肝臓,卵巣及び精巣で著しい組織病理学的病変を見出した。卵巣のアポトーシス率は有意に増加した。すべてのMC-LR処理した魚の生殖腺においてBcl-2転写レベルの有意な減少を見出したが,雌の20μg/l曝露区でBax転写レベルの顕著な増加,雄では有意な減少を観測した。5及び20μg/l処理区の卵巣のカスパーゼ-3の転写レベルは低下したが,卵巣と精巣のカスパーゼ-3活性の有意な増加を検出した。本研究の知見は,MC-LR曝露がゼブラフィッシュに多様な生殖毒性を示し,雌は雄よりも感受性が高いことを示している。本研究はMC-LRがゼブラフィッシュの成魚にエストロゲン効果をもたらさないことも初めて確認した。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
動物に対する影響  ,  植物起原の毒性 

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