文献
J-GLOBAL ID:201302297743833900   整理番号:13A1452495

可視光によって活性化されるジアジド混合アミン白金(IV)抗腫瘍錯体が新規DNA付加体を生成する

Diazido Mixed-Amine Platinum(IV) Anticancer Complexes Activatable by Visible-Light Form Novel DNA Adducts
著者 (14件):
資料名:
巻: 19  号: 29  ページ: 9578-9591  発行年: 2013年 
JST資料番号: W0744A  ISSN: 0947-6539  CODEN: CEUJED  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
可視光によって活性化される2種類のジアジド/アミン混合白金(IV)錯体,trans,trans,trans-[Pt(N3)2(OH)2(MA)(Py)](1; MA=メチルアミン,Py=ピリジン)及びtrans,trans,trans-[Pt(N3)2(OH)2(MA)(Tz)(2; Tz=チアゾール),を合成し,それらのX線構造解析を行い,光学的性質を調べた。錯体1及び2の光学的性質は密度汎関数法及び時間に依存する密度汎関数法計算に基づいて解釈することができた。錯体1は2種類の多形を含むことが分かった。両錯体は暗条件で加水分解及びグルタチオン還元に対して安定であるが,紫外あるいは青色光照射下ですみやかに光還元され,PtIV-N3結合が消失することを示した。これらの錯体は青色光(420nm)照射下でHaCaTケラチン細胞,A2780卵巣癌及びOE19食道癌細胞に対してシスプラチンより1桁以上強い毒性を示した。また,1及び2のPtII類似化合物,各々,trans-[PtCl2(MA)(Py)]及びtrans-[PtCl2(MA)(Tz)],もA2780腫瘍細胞に対し強い毒性を示した。光照射下,錯体1及び2は,それらのPtII類似錯体やシスプラチンより,有意に早く5′-GMPやDNAと結合することが分かった。錯体1及び2とDNAの結合はシスプラチンとDNAの結合と異なることを示した。この違いに基づいてシスプラチン耐性A4780腫瘍細胞に対する錯体1または2の高い活性を説明できた。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
白金族元素の錯体  ,  光化学反応  ,  抗腫よう薬の基礎研究 

前のページに戻る