文献

J-GLOBAL ID：201302297830832375   整理番号：13A0747599

高温熱処理フェノール系カーボンナノファイバーの構造および集合組織

Structure and texture of phenol-based carbon nanofibers heat-treated at high temperatures

著者 (7件)： KABURAGI Yutaka (Tokyo City Univ., Tokyo, JPN) ,  KAITOU Yasuhiro (Tokyo City Univ., Tokyo, JPN) ,  SHINDO Emi (Tokyo City Univ., Tokyo, JPN) ,  YOSHIDA Akira (Tokyo City Univ., Tokyo, JPN) ,  IWASHITA Norio (National Inst. Advanced Industrial Sci. and Technol., Tsukuba, JPN) ,  YOSHIZAWA Noriko (National Inst. Advanced Industrial Sci. and Technol., Tsukuba, JPN) ,  KODAMA Masaya (National Inst. Advanced Industrial Sci. and Technol., Tsukuba, JPN)
資料名： 炭素
巻： 2013  号： 257  ページ： 110-115  発行年： 2013年04月01日 
JST資料番号： G0633A  ISSN： 0371-5345  CODEN： TASOA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 直径が約200~500nmの市販の入手可能なフェノール系カーボンナノファイバー(CNFs)および活性炭ナノファイバー(ACNFs)を900°Cまで加熱し,次に,3000~3200°Cの温度でさらに熱処理した。両熱処理試料の集合組織および構造は,SEMとTEM観察,並びにXRDおよびRamanスペクトル測定により調べた。直径が300~1000nmの多数のグラファイト微粒子は,高温熱処理後は,CNFよりもACNFの方がはるかに多く認められた。この結果は,ACNFは,CNFよりも遥かに大きい外部表面積を有するために,高温でのナノファイバーからの炭素種の蒸発,続く蒸着による粒子の生成機構を支持する。全ての熱処理CNFsおよびACNFsのナノファイバーにおいて,大量の黒鉛領域とむしろ少量のターボ層状の領域が認められた。高温熱処理バクテリアセルロースナノファイバーから誘導の炭素シートで報告されているように,その黒鉛領域は,表面黒鉛化により生成されると思われた。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *炭素繊維 ,  *ナノ構造 ,  *高温 ,  *熱処理 ,  構造 ,  *集合組織 ,  *活性炭 ,  グラファイト ,  黒鉛化 ,  *ナノファイバ
準シソーラス用語： カーボンナノファイバ ,  黒鉛 ,  繊維構造

分類 (2件)： 炭素とその化合物  (YB02060D) ,  その他の紡糸・製糸  (YM03050G)

引用文献 (16件)：

• INAGAKI, M. Carbon materials science and engineering, From fundamentals to applications. 2006, 391-413
• KOBAYASHI, K. Carbon. 1968, 6, 359-363
• OTANI, S. TANSO. 1971, 64, 10-13
• KASAHARA, N. Carbon. 2003, 41, 1654-1656
• OKABE, K. Carbon. 2004, 42, 667-669

タイトルに関連する用語 (4件)： 温熱処理 ,  フェノール ,  カーボンナノファイバー ,  集合組織