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J-GLOBAL ID:201302298177916041   整理番号:13A1439281

4年間の間に変動した中国北部の秋播コムギの収量に及ぼす温暖化と窒素施肥の影響

Warming and nitrogen fertilization effects on winter wheat yields in northern China varied between four years
著者 (8件):
資料名:
巻: 151  ページ: 56-64  発行年: 2013年09月 
JST資料番号: W1910A  ISSN: 0378-4290  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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地球温暖化は,現在の気候条件によって大きな地域差を有して,コムギの生産性に影響すると思われる。筆者らは,窒素施肥と結びつけて,温暖化に対する収量および収量要因とともにコムギの生育と発育について評価する目的で研究を行った。土壌深5cmで約2°C昇温させるために,中国北部のShijiazhuang近くの場所で2008~2012年の秋播コムギの生育期間に作物と土壌の上に赤外ヒーターを施用した。圃場試験において窒素肥料の有(N2)無(N1)と結びつけて,秋播コムギの2段階の温度条件(温暖化と環境温度)を比較した。土壌深に依存して赤外ヒーターは土壌温度をN2で1.6から2.2°C,N1で1.3から2.0°C上昇させた。水含量は,無加温と比較して出穂前に加温で0.1,0.2,0.4,0.6mの土壌深においてN1では9.3,3.9,2.4,1.2容量%およびN2では5.9,1.4,1.3,1.2容量%まで有意に低下した。全生育期間は無処理と比較して加温によって平均7日間短縮した。春の緑色になる前の早期生育ステージは12~18日短縮したが,その後の生育期間は6日遅延した。温暖化によって,正常な冬である2009,2011および2012年にはそれぞれN2で36%,39%(有意),12%,N1で33%,7%,10%まで穀粒収量が減少したが,寒く雪の多い冬(2010年)には温暖化は穀粒収量をN1とN2においてそれぞれ1%,31%(P<0.05)増加した。温暖化は植物高と1000粒重を増加したが,m<sup>2</sup>あたりの穂数を減少し,コムギの収量ロスが温暖化による土壌含水量の低下に影響された穂数減少に関連するかもしれない。温暖化は高い窒素施肥において大きな収量低下の傾向を示した。これらの影響は,温暖化によるコムギの収量ロスが一次的には温暖化による蒸発散増加のより深刻な水分欠乏と関連することを示す。施肥区の大きな作物キャノピーはさらに蒸発散を促進し,収量低下を引き起こす乾燥の過酷さを強めたかもしれない。異常な低温湿潤年において,水が制限要因で無いときには温暖化で収量が増加した。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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麦  ,  施肥法・肥効  ,  環境問題 
タイトルに関連する用語 (5件):
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