抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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高温燃焼グラファイト電界放出源(Graphite field emitter inflamed at high temperature:GFEIHT)を用いた,高電圧駆動のX線管を開発した。GFEIHTは,高純度グラファイト棒(99.9%)を水素-酸素混合炎(混合比2:1)中に曝露することにより作製される。その表面には,ナノサイズの突起が無数に存在している。GFEIHT陰極の電気特性を,ベリリウムX線窓を有する硝子製の陽極管(内圧10
-8Pa台)にて評価したところ,陰極-陽極間電圧30kV時において500μA以上の電流を得た。この陽極管を10
-7Pa以下で封止し,X線管を作製した。このX線管の陽極電流を500μAと一定にしたときの陽極電圧(30kV)の変動率(標準偏差/平均値)をX線管の安定度として定義し,これを求めることにより評価したところ,40時間以上の変動率は0.72%であった。(著者抄録)