抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
東日本大震災では津波によって運ばれた土砂と,がれきやごみが混在した津波堆積土砂が大量に発生し,その量は1,000万トンを超えるとされている。しかし,震災から2年以上経過した現在でも,その処理率は20%に満たないレベルである。今後,津波堆積土砂の処理を速やかに進めるには,処理・供給側と使用側の両者における品質,量,時期のマッチングが重要と考えられる。本報告ではまず,津波堆積土砂処理の現状と方向性について述べる。次に,浚渫土砂を粒径ごとに分級して有効利用する技術である「ソイルセパレータ・マルチ工法」を津波堆積土砂に応用し,実際の津波堆積土砂からごみやがれきを確実に分別し,良質な土質材料に分級した実証実験結果を報告し,その特徴と適用性について述べるものである。(著者抄録)