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J-GLOBAL ID：201302299091461064   整理番号：13A1544783

マイクロ波の伝播挙動及び反射波のTOFに基づく配管内壁面の広域一括検査技術の開発

著者 (3件)： 橋爪秀利 (東北大 大学院工学研究科) ,  遊佐訓孝 (東北大 大学院工学研究科) ,  若井隆純 (日本原子力研究開発機構)
資料名： 日本原子力研究開発機構JAEA-Review(Web)
号： 2012-031  ページ： 2.1.7 (WEB ONLY)  発行年： 2012年08月 
JST資料番号： U0296A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 広域一括検査技術は,配管端部等の開口部より数百MHz~数十GHzの電磁波を配管内部に入射させ,反射波の飛行時間(TOF)より管内壁面に発生したきずの検出及び位置特定を行うとともに,反射及び透過エネルギーの周波数依存性から,大まかなきず性状について評価するものである。本研究においては,高クロム鋼製ナトリウム炉配管を対象として,当技術の各種最適化を行うとともに,適用性評価を実施する。対象とする欠陥の性状は,減肉を第一に考え,クラック等の表面欠陥の検出性についても検討する。選定した部位における管内電磁波挙動の結果,管壁の物性値がマイクロ波の伝搬に及ぼす影響は軽微であること,管壁に存在する減肉により,管内を伝播するマイクロ波の様子自体は有意に変化することが,明らかになった。反射マイクロ波解析のための3次元有限要素法解析環境の整備を行うとともに,技術の適用において大きな問題となるマイクロ波入射部の最適化のため,数値解析による検討を開始した。現在,主としてマイクロ波発生装置からTEMモードにて搬送されてきたマイクロ波を管内に入射させる同軸プローブの,心線の径及び長さの最適化のための解析を実施中である。

シソーラス用語： *マイクロ波 ,  *飛行時間法 ,  *合金鋼 ,  *有限要素法 ,  *液体金属冷却型原子炉 ,  電磁波 ,  反射波 ,  *非破壊検査 ,  *表面欠陥
準シソーラス用語： *高クロム鋼 ,  三次元有限要素法 ,  ナトリウム冷却炉 ,  探傷試験

分類 (1件)： 原子炉の保守  (MD05040W)

タイトルに関連する用語 (10件)： マイクロ波 ,  伝播 ,  挙動 ,  反射波 ,  TOF ,  配管 ,  内壁面 ,  広域 ,  検査 ,  開発