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J-GLOBAL ID:201302299307544482   整理番号:13A0603960

ニホンジカ(Cervus nippon)の空間密度分布の地球統計学的な研究

A geostatistical approach to spatial density distributions of sika deer (Cervus nippon)
著者 (3件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: 93-100  発行年: 2013年02月 
JST資料番号: L2720A  ISSN: 1341-6979  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ニホンジカは日本の森林や樹木への重大な被害を引き起こす。ブラウジング,粗皮削り,および枝角で傷を付けることで,過去の10年間の野生生物による樹木損害合計の50%を占めている。森林が受ける被害の程度は,シカの生息密度で決まる。筆者らは英彦山(福岡,南西日本)でニホンジカ生息密度の空間分布を決定した。更に筆者らは,生息密度分布の経時的変動も研究した。生息密度は猟で捕獲した数で補正した。1999年と2004年のシカの生息密度は,86か所で糞粒を数えて決定した。著者らは,地理情報システムの構成要素で,広い面積の対象地で位置特異的なデータを書き込む地球統計学的な技術であるクリギング法を採用した。1999年から2004年の間にマッピングし,高密度(30.0頭km-2)と低密度(10.0頭km-2)の地域でどちらも減っていることを確認した。高密度地域が減ったのは,そこで狩猟が盛んに行われていたためである。低密度地域が減ったのは,狩猟による圧力が少なく高い生殖能力をもつ成体が生き残り,生息数が増え生息密度が上昇したためである。中密度(10.0-30.0頭km-2)の地域が増え,野生生物の管理はさらに難しくなった。シカによって引き起こされた問題の程度を考え,信頼できる空間的および時間的な個体数を推定する方法は,野生生物の管理者が持つべき明らかに必須なツールである。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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個体群生態学  ,  森林保育  ,  有害動物による植物被害一般 
タイトルに関連する用語 (5件):
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