文献

J-GLOBAL ID：201302299488913506   整理番号：13A0014107

高レベル放射性廃棄物の核変換技術の現状と展望

Present Status and Prospect of Transmutation Technology for High-level Radioactive Waste

著者 (1件)： 大井川宏之 (独立行政法人日本原子力研究開発機構 原子力基礎工学研究部門研究推進室)
資料名： Radioisotopes  (Radioisotopes)
巻： 61  号： 11  ページ： 571-586 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： G0494A  ISSN： 0033-8303  CODEN： RAISAB  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高レベル放射性廃棄物(HLW)中には潜在的有害度を長期にわたって支配するマイナーアクチノイド(MA)が含まれている。核変換技術は,MAを核反応によって短寿命又は安定な核種に変換する技術である。これにより,HLWの潜在的有害度や処分に要する面積を低減できる。加速器駆動核変換システム(ADS)はMA核変換のための専用ツールとして世界各国で様々な研究開発が行われている。ADSの研究開発の対象は,加速器,核破砕ターゲット,材料,原子炉工学,核燃料といった広範囲な科学技術の分野にわたっており,国際協力を活用してその推進を図るべきである。その中心的な役割を果たす施設の一つとして,J-PARCの核変換実験施設が提案されている。(著者抄録)

シソーラス用語： *高レベル廃棄物 ,  *核変換 ,  *アクチノイド ,  加速器 ,  破砕反応 ,  研究施設 ,  長寿命核種 ,  陽子ビーム ,  超伝導空洞 ,  ターゲット
準シソーラス用語： J-PARC ,  *マイナーアクチノイド ,  *加速器駆動核変換

分類 (1件)： 放射性廃棄物  (MB05000Y)

引用文献 (11件)：

• 原子力委員会放射性廃棄物対策専門部会. 群分離・消滅処理技術研究開発長期計画. http://www.aec.go.jp/jicst/NC/senmon/old/backend/siryo/back21/sanko2.htm. 1988
• 原子力委員会原子力バックエンド対策専門部会. 長寿命核種の分離変換技術に関する研究開発の現状と今後の進め方. http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/siryo2000/siryo20/siryo14.htm. 2000
• 原子力委員会研究開発専門部会分離変換技術検討会. 分離変換技術に関する研究開発の現状と今後の進め方. http://www.aec.go.jp/jicst/NC/senmon/bunri/houkokusho-090428.pdf. 2009
• NISHIHARA, K. Impact of partitioning and transmutation on LWR high-level waste disposal. J. Nucl. Sci. Technol. 2008, 45, 1, 84
• TSUJIMOTO, K. Feasibility of lead-bismuth-cooled accelerator-driven system for minor-actinide transmutation. Nucl. Technol. 2008, 161, 315

タイトルに関連する用語 (4件)： 高レベル放射性廃棄物 ,  核変換 ,  現状 ,  展望