抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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田畑や養魚場には,えさを求めて獣や鳥が来る。害鳥・害獣による被害を防ぐための対策がいろいろとなされているが,相手には学習する能力があるため,これまでに実施された種々の対策は防止効果が持続せず,決定的な手段がないのが実情である。本研究では,害鳥・害獣をセンサで感知し,対象に向かって追払い動作するロボットを開発する(セキュボールと呼ぶ)。従来方式とは違うアクティブ方式の「害鳥・害獣撃退システム」である。特徴として以下を目指す。1)セキュボールが振り子動作により害獣,害鳥に近づき相手に恐怖心を抱かせる。2)従来技術の良さも取り入れ,音,模様,光,臭いなどを組み合わせた忌避装置を組み込む。通常は停止しており,害鳥・害獣が来た時に動くため動物に学習されにくいと期待している。なお,研究の第一段階であるため,本研究ではセキュボール本体の開発と基礎的な動作の確認を目的とする。セキュボールの本体部は直径320mmの球である。2つのプロペラを制卸することで振り子動作を行う。また,吊り下げ棒に対して本体を回転させられるようにサーボモータを本体中心部に取り付けている,本体をサーボモータにより回転させ,また,プロペラで振り子動作させることでセキュボールが動物に向かって移動できる。