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J-GLOBAL ID:201302299642247140   整理番号:13A1008336

セレンと銅ナノ粒子を含むPES膜のキャラクタリゼーションおよび生物汚損特性の研究

Investigation of characterization and biofouling properties of PES membrane containing selenium and copper nanoparticles
著者 (5件):
資料名:
巻: 437  ページ: 216-226  発行年: 2013年06月15日 
JST資料番号: E0669A  ISSN: 0376-7388  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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本研究では,ポリエーテルスルホン(PES)限外濾過膜は,PES溶液(18%高分子重量)中でナノサイズセレン(NSE)と銅(NCU)粒子を均一に分散させることによって改質され,相反転プロセスによってキャストされた。PESに対するnSeとnCuの4つの異なる重量比0.002,0.010,0.030および0.050を有する膜を試験した。新しく調製したグルコース溶液による亜セレン酸ナトリウム水溶液の還元によってセレンナノ粒子を調製した。この方法により周囲条件下で約150~175nmの大きさの範囲の球状セレンナノ粒子を調製できた。高速遠心機によって水溶液から合成ナノ粒子を容易に分離でき,超音波処理器により水性媒質中に再分散できた。セレンナノ粒子のサイズに及ぼす温度,時間および撹拌速度の影響を検討した。また,水溶液中における銅(II)ヒドラジンカルボキシレートCu-(N2H3COO)2 2H2O錯体のソノケミカル還元によって金属銅クラスタのナノスケール粒子を調製した。還元プロセスは2~3時間にわたってアルゴン雰囲気下で行われ,銅ナノ粒子の大きさは約90~105nmであった。X線回折(XRD),透過型電子顕微鏡(TEM)および粒度分布法によって合成セレンと銅ナノ粒子を特徴付けた。さらに,接触角ゴニオメータ,走査電子顕微鏡(SEM)および透過試験によってSe/PESおよびCu/PESブレンド膜もまた特徴付けた。生物学的懸濁液として活性スラッジを用いて防汚性能を調べた。ウシ血清アルブミン(BSA)溶液を用いて蛋白質除去研究もまた行った。ブレンド膜の形態および透過特性はナノ粒子の量に依存することを見出した。純PES膜と比較して0.05 Cu/PES膜は最も高い蛋白質除去率(86.3%)を発揮した。しかし,Se/PES膜はより良好な防汚性能(より低いフラックス低下)を示した。ナノ粒子をブレンドした膜は生物汚損の防止に適していると考えられた。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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膜分離  ,  ポリエーテル 

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