特許
J-GLOBAL ID:201303000777510736

発生流出量予測シミュレーション方法及びそのプログラム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (5件): 三好 秀和 ,  岩▲崎▼ 幸邦 ,  伊藤 正和 ,  高橋 俊一 ,  高松 俊雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-092191
公開番号(公開出願番号):特開2013-221800
出願日: 2012年04月13日
公開日(公表日): 2013年10月28日
要約:
【課題】、雨による微細時間当たりの水及び土砂の流量を斜面、谷、河道において逐次、分かると共に、斜面、谷、河道においてもその増加量を精度良く算出できる発生流出予測シミュレーション方法を得る。【解決手段】発生流出予測シミュレーション装置100に発生水量解析部220、土砂流出解析部230を備えて、雨量を谷部の左右岸の斜面の表面に定義して、この表面と中間流上層と中間流下層に発生する水量の総計並びに斜面の表面に流れる土砂量とを谷部への流量とする。【選択図】図1
請求項(抜粋):
河道に接続された谷を含む所定地域に雨が降って前記谷の左右の斜面の地中を浸透して流れる中間流の層を斜面中間流上層と斜面中間流下層とに分けて、得られた計算結果を谷部解析部に出力して谷に発生する流量を予測させる発生流出量予測シミュレーション方法であって、 前記所定地域の単位時間当たりの雨量データがさらに微細な解析単位時間で分割された分割雨量が記憶された雨量データ記憶手段と、 左右の前記斜面の斜面長、前記谷の谷長、左右の前記斜面中間流上層の厚み及び左右の前記斜面中間流下層の厚み並びに左右の斜面勾配を含む発生流量解析用基本情報に基づいた前記谷を挟む左右の斜面多層モデルが谷番号(iv)に関連付けられて記憶された斜面モデル記憶手段と、 前記斜面を流れる水量及び土砂流を解析するための左右の斜面の斜面用各種パラメータが前記谷番号(iv)に関連付けられて記憶された斜面用パラメータ記憶手段と、 左右の斜面分割ブロック毎計算結果データが前記谷番号(iv)に関連付けられて記憶される斜面流計算結果用記憶手段と、 を備え、 コンピュータが、 (A1).前記左右の斜面多層モデルを、一定の分割幅で前記表面から前記中間流下層の底面まで分割した斜面分割ブロックを有する斜面分割多層モデルにする工程と、 (A2).前記解析単位時間毎に、この該分割雨量を前記斜面分割多層モデルの各斜面分割ブロックに定義する工程と、 (A3).前記斜面分割多層モデルの左又は右の斜面を設定し、該設定毎に、前記斜面分割ブロックを上側から前記谷の縁端に向かって順次設定する手段と、 (A4).前記斜面分割ブロックが設定される毎に、隣接する両脇の斜面分割ブロックを指定する工程と、 (A5)、前記指定された斜面分割ブロック毎に、該斜面分割ブロックの前記分割雨量を読み込んで前記解析単位時間よりも1つ前の解析単位時間の分割雨量で求められた前記両脇の前記斜面分割ブロックの各々の水深、各々の水の総流量並びに前記斜面勾配、前記斜面用各種パラメータを用いて前記設定された前記斜面分割ブロックにおける前記斜面中間流下層の底面から溜まる水深(hs)を求める工程と、 (A6).前記指定された前記斜面分割ブロックにおける水深(hs)が求められる毎に、この水深(hs)及び前記斜面各種パラメータ並びに前記斜面勾配に基づいて前記斜面分割ブロックにおける前記斜面の表面を流れる水の流量(qws0)、斜面中間流上層を流れる水の流量(qws1)並びに斜面中間下流層を流れる水の流量(qws2)の合計を前記斜面分割ブロックの前記水の総流量(qws)として求める工程と、 (A7).前記指定された斜面分割ブロックに、前記水深(hs)と前記水の総流量(qws)ならびに前記解析単位時間とを関連付けて前記斜面ブロック毎斜面計算結果データとして前記斜面流計算結果用記憶手段に記憶する工程と、 (A8).前記斜面流計算結果記憶手段から前記解析単位時間での最下端の前記斜面ブロック毎斜面計算結果データの前記水の総流量(qws)を前記計算結果として前記谷部解析部に出する工程と を行うことを特徴とする発生流出量予測シミュレーション方法。
IPC (1件):
G01W 1/00
FI (1件):
G01W1/00 Z

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