特許
J-GLOBAL ID:201303002429610029

ステアリング装置用トルク伝達装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人貴和特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2011-181784
公開番号(公開出願番号):特開2013-043521
出願日: 2011年08月23日
公開日(公表日): 2013年03月04日
要約:
【課題】構成部材に衝撃的なトルクが加わった場合に、その事を運転者が容易に認識できるステアリング装置を得られるステアリング装置用トルク伝達装置を実現する。【解決手段】ヨーク10の雌スプライン部14とシャフト11の雄スプライン部16との係合部に、初期状態で、(A)に示す様に、溝19aと歯18aとが周方向にがたつきなく係合した部分と、溝19と歯18とが周方向の隙間を介して係合した部分とを設ける。衝突事故等により前記両部材10、11同士の間に、前記衝撃的なトルクが加わった場合に、(A)→(B)の順に示す様に、前記溝19aと前記歯18aとの係合を外れさせて、前記両部材10、11同士の位置関係を回転方向にずらし、前記溝19の側面と前記歯18の側面とを衝合させる。この状態でステアリングホイールの操作に伴い、係合解除や衝合に伴う振動や異音が発生する為、前記衝撃的なトルクが加わった事が分かる。【選択図】図4
請求項(抜粋):
互いに同心に配置されてトルクの伝達方向に関して互いに直列に接続された、第一、第二両トルク伝達部材を備え、ステアリングホイールの動きをステアリングギヤユニットの入力軸に伝達するトルク伝達機構の途中に設けられて、前記ステアリングホイールとこの入力軸との間でのトルク伝達に供されるステアリング装置用トルク伝達装置に於いて、前記第一トルク伝達部材の一部に形成された結合孔と、前記第二トルク伝達部材の一部に形成されると共に、この結合孔の内側に挿入された結合杆部とを備え、このうちの結合孔の内周面に、係合凸部と係合凹部とのうちの何れか一方の部位と、孔側衝合面部とが、周方向に関して互いに異なる位置に設けられており、前記結合杆部の外周面に、前記係合凸部と前記係合凹部とのうちの他方の部位と、軸側衝合面部とが、周方向に関して互いに異なる位置に設けられており、前記係合凸部は、前記係合凹部に対し、周方向のがたつきを生じる事なく係合しており、且つ、前記第一、第二両トルク伝達部材同士の間に閾値を超える大きさのトルクが加わった場合にのみ、これら第一、第二両トルク伝達部材のうちの少なくとも一方の部材が弾性変形する事に基づいて、前記係合凹部を設けた周面のうちこの係合凹部から周方向に外れた部分に乗り上がる事により、この係合凹部に対する係合が解除されるものであり、前記閾値は、車両が停止した状態で前記ステアリングホイールを操作した場合にこのステアリングホイールから前記入力軸に伝達される、平常時最大伝達トルク以上の大きさに設定されており、前記孔側、軸側両衝合面部は、前記係合凸部と前記係合凹部とが係合している初期状態では、周方向に関して互いに離隔した位置に配置されており、且つ、前記係合凸部と前記係合凹部との係合が解除されて、前記第一、第二両トルク伝達部材同士の位置関係が、前記初期状態から回転方向の各側に所定量ずれた場合にのみ、互いに衝合する事と特徴とするステアリング装置用トルク伝達装置。
IPC (4件):
B62D 1/20 ,  F16D 1/06 ,  F16D 3/26 ,  F16D 7/04
FI (4件):
B62D1/20 ,  F16D1/06 Q ,  F16D3/26 X ,  F16D7/04 A
Fターム (1件):
3D030DC40

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