特許
J-GLOBAL ID:201303010509619623
ペプチダーゼに対する耐性が向上しているGPL-1(グルカゴン様ペプチド-1)融合ペプチド
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
特許業務法人原謙三国際特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-012558
公開番号(公開出願番号):特開2013-099352
出願日: 2013年01月25日
公開日(公表日): 2013年05月23日
要約:
【課題】生物活性を有し、タンパク分解に対して耐性のあるペプチド分子に基づいたGLP-1を提供すること。【解決手段】本発明は、GLP-1活性を有しており、インビボにおける安定性が向上している(特にジペプチジルペプチダーゼIVに対して耐性がある)融合ペプチドを提供する。前記融合ペプチドは、構成要素(I)として、N末端にGLP-1(7-35、7-36または7-37)の配列、および構成要素(II)として、C末端に少なくとも9アミノ酸のペプチド配列、またはその機能的な断片、変異体もしくは誘導体を含んでいる。構成要素(II)は、完全または部分的なIP2(介在性ペプチド2)であることが好ましい。好ましい実施の形態は、GLP-1(7-35、36または37)/IP2/GLP-1(7-35、36または37)またはGLP-2の配列を含んでいる。融合ペプチドは、組み換え細胞において、または合成的に生産されていてもよいし、様々な病気または疾患(例えば、1型糖尿病または2型糖尿病、アポトーシスが関連する病気、または、神経変性疾患など)を治療するための薬物を調製するために使用していてもよい。【選択図】なし
請求項(抜粋):
構成要素(I)として、N末端に一般式II
Xaa7-Xaa8-Glu-Gly-Thr-Phe-Thr-Ser-Asp-Xaa16-Ser-Xaa18-Xaa19-Xaa20-Glu-Xaa22-Xaa23-Ala-Xaa25-Xaa26-Xaa27-Phe-Ile-Xaa3o-Trp-Leu-Xaa33-Xaa34-Xaa35-Xaa36-Xaa37、
(式中、Xaa7は、L-ヒスチジン、D-ヒスチジン、脱アミノ-ヒスチジン、2-アミノ-ヒスチジン、3-ヒドロキシ-ヒスチジン、ホモヒスチジン、N-アセチル-ヒスチジン、a-フルオロメチル-ヒスチジン、a-メチル-ヒスチジン、3-ピリジルアラニン、2-ピリジルアラニン、または4-ピリジルアラニンを表し;
Xaa8は、Ala、Gly、Val、Leu、Ile、Lys、Aib、(1-アミノシクロプロピル)カルボン酸、(1-アミノシクロブチル)カルボン酸、(1-アミノシクロペンチル)カルボン酸、(1-アミノシクロヘキシル)カルボン酸、(1-アミノシクロヘプチル)カルボン酸、または(1-アミノシクロオクチル)カルボン酸を表し(ここで、Xaa8はGlyを表すことが特に好ましい);
Xaa16は、ValまたはLeuを表し;
Xaaは、Ser、LysまたはArgを表し;
Xaa19は、TyrまたはGlnを表し;
Xaa20は、LeuまたはMetを表し;
Xaa22は、Gly、GluまたはAibを表し;
Xaa23は、Gln、Glu、LysまたはArgを表し;
Xaa25は、AlaまたはValを表し;
Xaa26は、Lys、GluまたはArgを表し;
Xaa27は、GluまたはLeuを表し;
Xaa30は、Ala、GluまたはArgを表し;
Xaa33は、ValまたはLysを表し;
Xaa34は、Lys、Glu、AsnまたはArgを表し;
Xaa35は、GlyまたはAibを表し;
Xaa36は、Arg、Gly、もしくはLys、またはアミドを表すか、あるいは存在せず;
Xaa37は、Gly、Ala、Glu、Pro、もしくはLys、またはアミドを表すか、あるいは存在していない)、あるいは、
一般式III
Xaa7-Xaa8-Glu-Gly-Thr-Phe-Thr-Ser-Asp-Val-Ser-Xaa8-Tyr-Leu-Glu-Xaa22-Xaa23-Ala-Ala-Xaa26-Glu-Phe-lle-Xaa30-Trp-Leu-Val-Xaa34-Xaa35-Xaa36-Xaa37
(式中、Xaa7は、L-ヒスチジン、D-ヒスチジン、脱アミノ-ヒスチジン、2-アミノ-ヒスチジン、-ヒドロキシ-ヒスチジン、ホモヒスチジン、N-アセチル-ヒスチジン、a-フルオロメチル-ヒスチジン、a-メチル-ヒスチジン、3-ピリジルアラニン、2-ピリジルアラニン、または4-ピリジルアラニンを表し;
Xaa8は、Ala、Gly、Val、Leu、Ile、Lys、Aib、(1-アミノシクロプロピル)カルボン酸、(1-アミノシクロブチル)カルボン酸、(1-アミノシクロペンチル)カルボン酸、(1-アミノシクロヘキシル)カルボン酸、(1-アミノシクロヘプチル)カルボン酸、または(1-アミノシクロオクチル)カルボン酸を表し;
Xaa18は、Ser、LysまたはArgを表し;
Xaa22は、Gly、GluまたはAibを表し;
Xaa23は、Gln、Glu、LysまたはArgを表し;
Xaa26は、Lys、GluまたはArgを表し;
Xaa30は、Ala、GluまたはArgを表し;
Xaa34は、Lys、GluまたはArgを表し;
Xaa35は、GlyまたはAibを表し;
Xaa36は、Arg、もしくはLys、またはアミドを表すか、あるいは存在せず;
Xaa37は、Gly、Ala、Glu、もしくはLys、またはアミドを表すか、あるいは存在していない)
に記載の配列、および、
構成要素(II)としてC末端に少なくとも9アミノ酸のペプチド配列、またはその機能的な断片、変異体、もしくは誘導体を含んでいる融合ペプチド。
IPC (15件):
C12N 15/09
, C07K 19/00
, C12P 21/02
, C12N 1/15
, C12N 1/19
, C12N 1/21
, C12N 5/10
, A61K 38/26
, A61K 38/00
, A61P 3/10
, A61P 25/28
, A61P 35/00
, A61P 3/04
, A61P 25/00
, A61P 43/00
FI (15件):
C12N15/00 A
, C07K19/00
, C12P21/02 C
, C12N1/15
, C12N1/19
, C12N1/21
, C12N5/00 101
, A61K37/28
, A61K37/02
, A61P3/10
, A61P25/28
, A61P35/00
, A61P3/04
, A61P25/00
, A61P43/00 105
Fターム (43件):
4B024AA01
, 4B024BA01
, 4B024CA07
, 4B024EA02
, 4B024EA04
, 4B024GA11
, 4B024HA01
, 4B064AG15
, 4B064BJ12
, 4B064CA19
, 4B064CC24
, 4B064DA01
, 4B065AA90Y
, 4B065AB01
, 4B065AC14
, 4B065BA02
, 4B065CA24
, 4B065CA44
, 4C084AA02
, 4C084AA07
, 4C084BA01
, 4C084BA22
, 4C084BA23
, 4C084BA41
, 4C084BA44
, 4C084DB35
, 4C084NA14
, 4C084ZA012
, 4C084ZA152
, 4C084ZA702
, 4C084ZB212
, 4C084ZB262
, 4C084ZC352
, 4H045AA10
, 4H045AA20
, 4H045AA30
, 4H045BA41
, 4H045BA56
, 4H045CA40
, 4H045DA30
, 4H045EA21
, 4H045EA27
, 4H045FA74
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