特許
J-GLOBAL ID:201303011248427671

ディーゼルエンジン用内部洗浄剤及びこれを用いた洗浄システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 上吉原 宏
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-083685
特許番号:特許第5106695号
出願日: 2012年04月02日
要約:
【課題】ディーゼルエンジンが掛かった状態で洗浄剤を燃焼室に取り込んでもノッキングを生じさせることなく高い洗浄効果を発揮し、且つ、その洗浄効果の持続性の大きな洗浄剤、及びこれを用いたディーゼルエンジン内部洗浄システムに関する技術提供を図る。 【解決手段】ディーゼルエンジン内部の洗浄剤又は洗浄システムであって、該洗浄剤は、溶解性を発揮する溶剤と鉱物油等の潤滑油とを所定の割合で配合される混合液から構成され、軽油の発火特性よりも高い発火温度特性と、摂氏120度の加熱状態において2.5ccが蒸発するのに8分以上の時間を必要とする蒸発特性を有するように油脂と溶剤が選択されていることを特徴とするディーゼルエンジン用内部洗浄剤、及びこれを用いる洗浄システムとした。 【選択図】図1
請求項(抜粋):
【請求項1】ディーゼルエンジンが掛かった状態で吸気系から噴霧して、該エンジン内部に固着したカーボン及びスラッジを洗浄及び除去する洗浄剤であって、 該洗浄剤は、溶剤と、油脂とを配合した混合液から構成され、 前記溶剤は、発火点が238度以上であり、固着したカーボン層に対しては付着浸透して該カーボン層の形成力を脆弱化させ、スラッジに対しては溶解性を発揮する特性を備えた少なくとも一種類以上から成る液体の溶解性物質であり、 前記油脂は、前記溶剤の付着性と付着時間を向上させるために用いるエンジンオイルとしての性状を有する鉱物油、化学合成油、部分合成油、及び植物油のいずれか、又はこれらの組合せから成る潤滑油であり、 前記混合液は、軽油の発火特性よりも高い温度で発火し、その発火タイミングと火炎伝播速度の関係から燃料噴射タイミング前における圧縮工程末期のノッキング現象とならない特性を有し、且つ、摂氏120度の加熱状態において、2.5ccが蒸発するのに要する時間を8分以上必要とする蒸発特性を有するように選択される前記油脂と前記溶剤との配合から成り、 該配合割合が、重量比において溶剤99:油脂1〜溶剤80:油脂20の範囲内であることを特徴とするディーゼルエンジン用内部洗浄剤。
IPC (4件):
C11D 7/50 ( 200 6.01) ,  C11D 7/24 ( 200 6.01) ,  C11D 7/26 ( 200 6.01) ,  F02B 77/04 ( 200 6.01)
FI (4件):
C11D 7/50 ,  C11D 7/24 ,  C11D 7/26 ,  F02B 77/04
引用特許:
出願人引用 (9件)
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審査官引用 (9件)
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引用文献:
出願人引用 (1件)
  • 化学大辞典3縮刷版, 1987, p.326
審査官引用 (1件)
  • 化学大辞典3縮刷版, 1987, p.326

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