特許
J-GLOBAL ID:201303012881076809

放射性セシウムを含有する排水から放射性セシウムを除去する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 須賀 総夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-176545
公開番号(公開出願番号):特開2013-242291
出願日: 2012年08月08日
公開日(公表日): 2013年12月05日
要約:
【課題】放射性セシウムを含有する排水、とくにゴミ焼却場で生じる飛灰や溶融飛灰を水で洗浄して放射性セシウムを溶出させた排水から、放射性セシウムを除去して放流可能にする方法を提供する。【解決手段】放射性セシウムを含有する排水に、フェロシアン化カリウムと硫酸第二鉄とを添加し、フェロシアン化鉄、すなわちヘキサシアン化鉄(II)酸鉄(III)を排水中で生成させ、生成したフェロシアン化鉄に放射性セシウムを吸着させる。放射性セシウムを吸着したフェロシアン化鉄の微細な粒子を、第二鉄化合物から生成した水酸化第二鉄の作用によって凝集沈殿させる。放射性セシウムを吸着したフェロシアン化鉄は、固液分離によって排水から分離する。フェロシアン化カリウムに対する硫酸第二鉄の量は、放射性セシウムの除去のためには当量の2〜10倍あればよいが、とくに排水中のシアン成分の存在を防止するためには、10〜20倍とする。【選択図】図2
請求項(抜粋):
放射性セシウムを含有する排水から放射性セシウムを除去する方法であって、 放射性セシウムを含有する排水の中で、水可溶性のフェロシアン化物と水可溶性の第二鉄化合物とを反応させてフェロシアン化鉄、すなわちヘキサシアン化鉄(II)酸鉄(III)を生成させ、その際、フェロシアン化物に対する第二鉄化合物の割合を、フェロシアン化鉄の生成に必要な量よりも過剰に存在させ、生成したフェロシアン化鉄に放射性セシウムを吸着させるとともに、放射性セシウムを吸着したフェロシアン化鉄の微細な粒子を、第二鉄化合物から生成した水酸化第二鉄Fe(OH)3の作用によって凝集沈殿させ、放射性セシウムを吸着したフェロシアン化鉄を固液分離によって排水から分離することからなる除去方法。
IPC (5件):
G21F 9/10 ,  B01J 20/02 ,  B01J 20/04 ,  B01D 21/01 ,  G21F 9/12
FI (6件):
G21F9/10 A ,  B01J20/02 C ,  B01J20/04 A ,  B01D21/01 102 ,  G21F9/10 G ,  G21F9/12 501B
Fターム (25件):
4D015BA04 ,  4D015BA10 ,  4D015BA19 ,  4D015BB05 ,  4D015CA20 ,  4D015DA17 ,  4D015EA32 ,  4D015FA01 ,  4D015FA22 ,  4G066AA11A ,  4G066AA39A ,  4G066AA41A ,  4G066AA41B ,  4G066AA47A ,  4G066AA51A ,  4G066AA51B ,  4G066AA53A ,  4G066AB07A ,  4G066AB23A ,  4G066BA09 ,  4G066CA12 ,  4G066CA45 ,  4G066DA08 ,  4G066FA05 ,  4G066GA25
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (5件)
  • 特開昭58-182596
  • 特開昭62-266499
  • 凝集剤の製造方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2001-135375   出願人:日鉄鉱業株式会社
全件表示

前のページに戻る