特許
J-GLOBAL ID:201303013371001096

高濃度バナジウム電解液、その製造方法及びその製造装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉村 俊一
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-029452
特許番号:特許第5281210号
出願日: 2013年02月18日
要約:
【課題】従来調製できなかった高濃度のバナジウムイオンを含み、循環型のレッドクスフロー電池又は非循環型のレッドクスノンフロー電池に使用され、スラッジが発生しにくい高濃度のバナジウム電解液、その製造方法及びその製造装置を提供する。 【解決手段】1.7mol/Lを超え、3.5mol/L以下の範囲内のバナジウムイオンを含有する硫酸水溶液である高濃度バナジウム電解液によって上記課題を解決する。このバナジウム電解液は、バナジウム塩と仕立て水とを混ぜて前記バナジウム塩を溶解した第1溶液が調製され、前記第1溶液をプレ電解しながら当該第1溶液に硫酸を加えて第2溶液が調製され、前記第2溶液そのもの、又は前記第2溶液を最終的な総量に調整するための仕立て水又は仕立て硫酸を当該第2溶液に加えて調製されたものである。 【選択図】図1
請求項(抜粋):
【請求項1】 1.7mol/Lを超え、3.5mol/L以下の範囲内のバナジウムイオンを含有する硫酸水溶液である陽極用又は陰極用のバナジウム電解液において、 前記バナジウム電解液は、バナジウム塩と仕立て水とを混ぜて前記バナジウム塩を溶解した第1溶液が調製され、 前記第1溶液をプレ電解しながら当該第1溶液に硫酸を加えて第2溶液が調製され、 前記第2溶液そのもの、又は前記第2溶液を最終的な総量に調整するための仕立て水又は仕立て硫酸を当該第2溶液に加えて調製されたものであって、 前記硫酸を加え始める前記プレ電解の電極電位を、陽極用のバナジウム電解液を調製する場合には酸化電解時の電極電位(参照電極:銀-塩化銀電極)が800mV以上、950mV以下の範囲内としたことにより、バナジウム塩を析出させずに調製されたものであることを特徴とするバナジウム電解液。
IPC (1件):
H01M 8/18 ( 200 6.01)
FI (1件):
H01M 8/18
引用特許:
出願人引用 (4件)
全件表示
審査官引用 (4件)
全件表示

前のページに戻る