特許
J-GLOBAL ID:201303019463047570

気体圧縮機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 西脇 民雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-060233
公開番号(公開出願番号):特開2013-194549
出願日: 2012年03月16日
公開日(公表日): 2013年09月30日
要約:
【課題】気体圧縮機において、圧縮室内の過圧縮を適切に防止する。【解決手段】ロータ50の回転により、圧縮室43の回転方向Wの下流側のベーン58の後面58bの延長線L1が副吐出46の全体を通過した段階からその延長線L1が主吐出部45の全体を通過する段階までの期間中は常に、圧縮室43の下流側のベーン58の後面58bと上流側のベーン58の前面58aとの間の範囲で開口した副吐出部46の開口面積S2と主吐出部45の開口面積S1との合計Sが、両吐出部45,46のうち小さい方の全体の開口面積SA1またはSA2以上の広さとなるような位置に、副吐出部46が形成されて、圧縮室43の冷媒ガスGの過圧縮が発生しそうになっても、圧縮室43から、副吐出部46および主吐出部45のうち少なくとも一方から、十分な広さ(面積S)の開口を通って、円滑に冷媒ガスGを吐出部45または46に吐出させる。【選択図】図4
請求項(抜粋):
ハウジングの内部に圧縮機本体を収容した気体圧縮機において、 前記圧縮機本体は、回転軸と一体的に回転する略円柱状のロータと、前記ロータを、前記ロータの外周面の外方から取り囲む輪郭形状の内周面を有し、所定の吐出部が設けられたシリンダと、前記ロータの外周面から前記シリンダの内周面に向けて突出自在に設けられた複数の板状のベーンと、前記ロータおよび前記シリンダの両端を塞ぐ2つのサイドブロックとを備え、 前記ベーンは、前記シリンダの内周面と前記ロータの外周面との間に形成された空間を仕切ることにより複数の圧縮室を形成するものであり、 これら形成された各圧縮室が前記ロータの1回転の期間に、気体の吸入、圧縮および前記吐出部からの吐出を1サイクルのみ行うように、前記シリンダの内周面の輪郭形状が設定され、 前記吐出部の、前記ロータの回転方向上流側に、前記圧縮室の内部の気体の圧力が吐出圧力に達したとき、前記圧縮室の内部の気体を吐出させる副吐出部が1つ以上形成され、 前記ロータの回転により、前記圧縮室における前記回転方向下流側のベーンの前記圧縮室に向いた面の延長線が前記副吐出部の全体を通過した段階から前記延長線が前記吐出部の全体を通過する段階までの期間は常に、前記回転方向下流側のベーンの前記圧縮室に向いた面と前記回転方向上流側のベーンの前記圧縮室に向いた面との間の範囲で開口した前記副吐出部の一部または全部の開口面積と前記吐出部の一部または全部の開口面積との合計が、前記吐出部と前記副吐出部とのうち小さい方の全体の開口面積以上の広さとなるような位置に、前記副吐出部が形成されていることを特徴とする気体圧縮機。
IPC (2件):
F04C 18/344 ,  F04C 29/12
FI (2件):
F04C18/344 351Q ,  F04C29/12 A
Fターム (12件):
3H040AA09 ,  3H040BB01 ,  3H040BB11 ,  3H040CC20 ,  3H040DD23 ,  3H040DD28 ,  3H129AA05 ,  3H129AA16 ,  3H129AB03 ,  3H129BB47 ,  3H129CC15 ,  3H129CC25
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (3件)

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