特許
J-GLOBAL ID:201303019570862643

前処理工程を含む連続的水素化処理による、再生可能な材料を用いるパラフィン燃料の製造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 渡邉 彰 ,  岸本 瑛之助 ,  松村 直都
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-244023
公開番号(公開出願番号):特開2013-100500
出願日: 2012年11月06日
公開日(公表日): 2013年05月23日
要約:
【課題】植物油や動物起源の油脂のような再生可能な資源からの供給原料を水素化処理して、燃料として用いられるパラフィン系炭化水素を製造する方法を提供する。【解決手段】全供給原料の流れは、反応器中の触媒帯域の数に等しい所定数の異なる部分流に分けられ、異なる部分流は、増加する割合で連続する触媒帯域に注入されて、パラフィン系炭化水素を含有する流出物が生じさせられる。流出物は、ガスフラクションと、パラフィン系炭化水素を含有する液体フラクションとの分離を可能にする分離工程に付される。前記液体フラクションの少なくとも一部は、前処理工程または少なくとも1つの触媒帯域のいずれかに再循環させられ、この再循環と、第1の触媒帯域に導入される部分流との間の重量比は、10以上であるようにされる。【選択図】なし
請求項(抜粋):
再生可能な資源を起源とする供給原料を水素化処理して、パラフィン系炭化水素を製造するための方法であり、水素化処理工程c)を、理論的水素消費量を超過する水素の存在下、および水素化処理条件下に、直列に配置されかつ水素化処理触媒を含む複数の触媒帯域を有する固定床反応器において行う、方法であって、 a) 全供給原料流F0を、分離工程d)からのパラフィン系炭化水素を含有する液体フラクションRの少なくとも一部によって構成された流れRPPと混合し、前記混合物を、130〜320°Cの温度まで加熱し; b) 前記混合物を、前処理帯域中に導入し、前処理帯域において、前記混合物の流れは、固定床と称される粒子床によって構成される多孔性媒体を介して起こり、前記固定床は、0.25〜0.8の空隙率を有し; c) 前処理帯域からの流出物(F+εRPP;εは0〜1である)を、反応器中の触媒帯域の数nに等しい、少なくとも所定数の異なる部分流(F1+ε1RPP)〜(Fn+εnRPP)に分け、第1の部分流(F1+ε1RPP)を、第1の触媒帯域に注入し、第2の部分流(F2+ε2RPP)を、第2の触媒帯域に注入し、nが2超である場合、以下同様に注入し、εiの合計はεに等しく; 種々の部分流を、増加する割合で、F1/FはF2/F以下であり、F2/FはF3/F以下であり、以下同様にF(n-1)/FがFn/F以下であるようにして、連続する触媒帯域に注入し、パラフィン系炭化水素を含有する流出物を生じさせ; d) パラフィン系炭化水素を含有する前記流出物を、少なくとも1回の分離工程に付し、少なくとも1つのガスフラクションと、パラフィン系炭化水素を含有する少なくとも1つの液体フラクションの分離を可能とし; e) 工程b)からのパラフィン系炭化水素を含有する前記液体フラクションの少なくとも一部Rを、少なくとも1つの流れRLCと、上流の工程a)で全供給原料流F0と混合される前記再循環流RPPとに分け、前記流れRLCを、反応器中の触媒帯域の数n以下の、少なくとも所定数の異なる部分流R1-Rnに分け、前記流れR1-Rnを、触媒帯域1-nの上流に再循環させ、第1の触媒帯域に送られるパラフィン系炭化水素の流れ(R1+ε1RPP)と、第1の触媒帯域に導入される供給原料の部分流F1との間の重量比を10以上であるようにする、 ことを特徴とする、方法。
IPC (1件):
C10G 3/00
FI (1件):
C10G3/00
Fターム (19件):
4H129AA01 ,  4H129BA03 ,  4H129BB05 ,  4H129BC15 ,  4H129KA14 ,  4H129KB02 ,  4H129KC01X ,  4H129KC02X ,  4H129KC03X ,  4H129KC03Y ,  4H129KC04X ,  4H129KC10X ,  4H129KC23X ,  4H129KC24X ,  4H129KC33Y ,  4H129NA02 ,  4H129NA04 ,  4H129NA05 ,  4H129NA24

前のページに戻る