特許
J-GLOBAL ID:201303022135949410

貯蔵タンク運用計画導出システム及び方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 政木 良文
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2011-232608
公開番号(公開出願番号):特開2013-092162
出願日: 2011年10月24日
公開日(公表日): 2013年05月16日
要約:
【課題】 複雑な混合整数非線形問題となる液化天然ガスを貯蔵する貯蔵タンクの運用計画問題の実行可能解を導出する。【解決手段】 タンク初期状態情報と受入計画情報と送出計画情報を所与とし、非線形式を含む非線形制約条件に対して、非線形式を線形近似して混合整数非線形計画問題を混合整数線形計画問題に置換して求解し、液化天然ガスの受入対象となる貯蔵タンクを規定する受入パターンと液化天然ガスの払出を行う貯蔵タンクを規定する払出パターンの暫定解または最終解を導出する第1求解処理と、離散変数を含む離散型制約条件に対して離散変数を暫定的に固定して混合整数非線形計画問題を連続非線形計画問題に置換し求解し、各貯蔵タンクの液化天然ガスの貯蔵量及び貯蔵熱量の遷移の暫定解または最終解を導出する第2求解処理を、交互に夫々2回以上実行する。【選択図】 図6
請求項(抜粋):
所定の計画対象期間における、液化天然ガスを貯蔵する複数の貯蔵タンク夫々の前記液化天然ガスの初期貯蔵量と初期貯蔵熱量を含むタンク初期状態情報、前記液化天然ガスの複数の受入計画夫々の前記液化天然ガスの受入時期と受入量と受入熱量を含む受入計画情報、及び、1または複数の払出ラインから前記各払出ラインに対応する送出先へ前記液化天然ガスを直接或いは気化させて送出する送出計画における所定の単位期間毎の送出計画量を含む送出計画情報の各入力を受け付け、入力情報として保存し、前記貯蔵タンクへの前記液化天然ガスの受入及び貯蔵に係る複数の制約条件、及び、前記貯蔵タンクから前記払出ラインへの前記液化天然ガスの払出に係る複数の制約条件を格納する記憶手段と、 前記入力情報と前記制約条件によって混合整数非線形計画問題として構成される少なくとも前記液化天然ガスの受入及び払出の各操作に係る前記貯蔵タンクの運用計画問題の実現可能解を、コンピュータの演算処理により求解する演算処理手段と、を備えて構成され、 前記演算処理手段は、混合整数線形計画問題を求解する第1処理手段と、連続非線形計画問題を求解する第2処理手段を備え、前記入力情報を所与とし、 前記制約条件の内の非線形式を含む複数の非線形制約条件の夫々に対して、第1緩和処理を行い、前記混合整数非線形計画問題を混合整数線形計画問題に置換して、前記第1処理手段を用いて求解し、少なくとも前記計画対象期間内における前記受入計画毎の前記液化天然ガスの受入の対象となる1または複数の前記貯蔵タンクを規定する受入パターンと前記単位期間毎の前記送出計画量に対応した前記液化天然ガスの払出を行う前記貯蔵タンクを規定する払出パターンの暫定解または最終解を導出する第1求解処理と、 前記制約条件の内の離散変数を含む複数の離散型制約条件に対して、第2緩和処理を行い、前記混合整数非線形計画問題を連続非線形計画問題に置換し、前記第2処理手段を用いて求解し、少なくとも前記各貯蔵タンクの前記液化天然ガスの貯蔵量及び貯蔵熱量の遷移の暫定解または最終解を導出する第2求解処理を、夫々、2回以上実行し、 2回目以降の前記第1求解処理において、前記非線形制約条件の少なくとも一部に対して、直前の前記第2求解処理で導出した前記液化天然ガスの貯蔵量及び貯蔵熱量の遷移の暫定解を使用して、前記第1緩和処理を行い、 1回目以降の前記第2求解処理において、前記離散型制約条件の少なくとも一部に対して、直前の前記第1求解処理で導出した前記離散変数を用いて前記第2緩和処理を行うことを特徴とする貯蔵タンク運用計画導出システム。
IPC (3件):
F17C 6/00 ,  B65G 61/00 ,  F17C 9/02
FI (4件):
F17C6/00 ,  B65G61/00 422 ,  F17C9/02 ,  B65G61/00 412
Fターム (15件):
3E172AA02 ,  3E172AA03 ,  3E172AA06 ,  3E172AB04 ,  3E172BA06 ,  3E172BB13 ,  3E172BD05 ,  3E172EA03 ,  3E172EA15 ,  3E172EA16 ,  3E172EA20 ,  3E172EB03 ,  3E172EB10 ,  3E172GA03 ,  3E172HA05
引用特許:
審査官引用 (4件)
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引用文献:
審査官引用 (2件)

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