特許
J-GLOBAL ID:201303022289715420

高効率色素増感太陽電池

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (6件): 青木 篤 ,  石田 敬 ,  古賀 哲次 ,  永坂 友康 ,  高橋 正俊 ,  河野上 正晴
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-517264
公開番号(公開出願番号):特表2013-535086
出願日: 2011年06月29日
公開日(公表日): 2013年09月09日
要約:
金属接点に対し侵攻性が低く、ヨウ化物/三ヨウ化物に比べ光を吸収しないため、コバルトポリピリジン錯体は色素増感太陽電池(DSC)の大規模製造に対し、興味深い代替酸化還元メディエータである。ここで我々は、DSCにおいてトリフェニルアミンベースの有機増感剤の立体的特性及びコバルトポリピリジン酸化還元メディエータの電子寿命における効果、及びデバイス性能全体を研究してきた。色素の立体的かさ高さと酸化還元メディエータの調和が、コバルト酸化還元メディエータを用いたDSCにおいて再結合及び物質移行の問題を最小限に抑えることが分かった。絶縁性ブトキシル鎖を色素に導入することにより再結合の速度を効果的に落とすことができ、それにより立体的かさ高さの少ないコバルト酸化還元メディエータを使用することができる。トリス(2、2’-ビピリジル)コバルト(II/III)と組み合わせたトリフェニルアミンベースの有機色素により増感されたDSCの最も良い効率は、ヨウ素を含まない電解液に対して今まで得られた最も高い効率に匹敵し、AM1.5条件下(1000Wm-2)で総合変換効率6.3%、1/10sunでは効率7.8%に達する。したがって、コバルト酸化還元対に関連する物質移行及び再結合の制限を克服するために、薄膜DSCを作る標準的なルテニウム増感剤の代わりに高い吸光係数を有する有機色素を用いることができる。効率及び電圧が屋内照明において高いため、コバルト酸化還元メディエータを用いた有機色素により増感されたDSCは低光強度の適用に期待できる。
請求項(抜粋):
吸光色素により増感されたメソ多孔質半導体、対極、及び酸化還元メディエータを含む電解液を含む色素増感太陽電池であって、 有機吸光色素が一電子移動酸化還元メディエータと組み合わせて用いられることを特徴とする、色素増感太陽電池。
IPC (3件):
H01M 14/00 ,  C09B 23/00 ,  H01L 31/04
FI (3件):
H01M14/00 P ,  C09B23/00 M ,  H01L31/04 Z
Fターム (14件):
5F151AA14 ,  5F151FA03 ,  5F151FA06 ,  5F151FA08 ,  5F151GA03 ,  5H032AA06 ,  5H032AS06 ,  5H032AS16 ,  5H032CC16 ,  5H032EE01 ,  5H032EE08 ,  5H032EE16 ,  5H032EE20 ,  5H032HH07
引用特許:
審査官引用 (3件)
引用文献:
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