特許
J-GLOBAL ID:201303023344985306

レーザー式液面計

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-013508
公開番号(公開出願番号):特開2013-142688
出願日: 2012年01月06日
公開日(公表日): 2013年07月22日
要約:
【課題】測定液面に消波管を設けレーザー距離計を消波管の上部に配置して、レーザー光を送出し、液面に浮かべたフロートに投射するレーザー式液面計における、測定距離校正方法および消波管中のフロートへのレーザー光の投射角度合わせ方法の提供。【解決手段】測定距離校正は、消波管中の磁力により吸着するフロートをレーザー光が通過できる大きさの穴を有する穴あき板と互いに磁力により吸着させ、穴あき板に取り付けたワイヤで任意位置まで引き上げ、ワイヤ長さを既知として校正値とする。フロートへのレーザー光の投射角度合わせはレーザー距離計のレーザー投射角度を左右、上下に振り、上記穴あき板の同心円上の無反射帯、反射帯、無反射帯マークの反射光変化点を検知し、同心円上の正反対側の等距離にある無反射帯、反射帯、無反射帯マークの反射光変化点との中間角度の振れ角度をフロートに対する正しい投射角度としてレーザー光の投射角度を合わせる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
(イ)消波管、レーザー距離計、フロートを有し、測定液中に内部が空胴の消波管を設置する。レーザー距離計を消波管の上部に配置して、消波管の中にレーザー距離計より投射レーザー光を送出する。 (ロ)消波管内部の液面にフロートを浮力で浮かべておく、フロートは液面の上下によって液面と同じ距離を上下する。 (ハ)投射レーザー光はフロートに投射され、その反射レーザー光をレーザー距離計で受信してフロートまでの距離を求め、液面に換算する。 (ニ)磁石または磁性体部を有する穴あき板を有するものとし、穴あき板は複数の吊り下げワイヤを有するものとする。穴あき板をレーザー距離計とフロート間に穴あき板の穴中心が消波管の中心軸及び投射レーザー光の光軸と一致するように吊り下げワイヤで消波管の軸中心に対し直角になるように吊り下げる。 (ホ)穴あき板の穴は投射レーザー光および反射レーザー光が通過できる大きさとする。 (ヘ)穴あき板は複数の吊り下げワイヤを同じ長さになるように上下し、消波管の中心軸に対して直角状態を保持して上げ下げする。レーザー距離計の測定基準面と穴あき板の距離はワイヤの上げ下げ距離を測定することにより容易に知ることができる。 (ト)フロートは磁石または磁性体部を有するものとし、穴あき板が接近した場合、磁力で互いに吸着するものとする。 (チ)実際の液面より上にあるレーザー式液面計の任意位置での液面測定値を校正するために、穴あき板に取り付けたワイヤを延ばして引き下げ、フロートを磁力で吸着させ、再び液面よりフロートを吸着した状態で任意位置まで引き上げて校正を行う。 (リ)この任意位置での吊り下げワイヤの測定基準面からの長さは、穴あき板の正確な位置を示しており、この長さに穴あき板高さと液の比重により定まるフロートが浮力で液面に突出している高さを加えた値を校正値とする。 (ヌ)この任意位置でのレーザー光の投射、反射によるレーザー距離計の読みを測定して被校正値とする。 (ル)上記の校正値と被校正値を比較することにより任意位置において測定距離校正を行うものとする。校正後は通常の液位測定状態に戻すためにフロートと穴あき板の磁力による吸着を開放し、フロートを液面に戻すものとする。以上の構成と液面測定値の校正方法を特徴とするレーザー式液面計
IPC (2件):
G01F 23/64 ,  G01F 23/28
FI (2件):
G01F23/64 A ,  G01F23/28 J
Fターム (4件):
2F013BD10 ,  2F013CA13 ,  2F014AA05 ,  2F014FA01
引用特許:
出願人引用 (8件)
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審査官引用 (5件)
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